こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
私はもともと右利きであり、ギターもかれこれ20年ほど右利き側で弾いていました。
2018年7月、諸事情で左利き側(レフティ)でギターを始めることになったのですが、このたび無事に飽きることなく(左の)ギター歴が1年を超えました\(^o^)/
そんなわけで、今回は1年間の練習の成果を動画でお披露目させて頂きたいと思います!
今回の私のように、
「もともとギターの知識・経験がある人間が、完全に技術がゼロの状態からやり直す」
というのは、どちらかと言えば少し珍しい経験ではないかと思います。
弾ける感覚を知っているはずなのに、まったく弾けないという特殊な経験をもとに、その過程で得た効果的な練習法だったり、上達するための考え方などについてもこのシリーズを通して可能な限り書いていこうと思います。
ギターを初めて間もない人や、練習しても上達しない…と悩んでいる人、私と一緒に頑張りましょう(^o^)丿
左利きでも右でギターを弾くべき?左右どちらでも弾く私がレフティのメリットとデメリットを紹介する【サウスポー】
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ギター練習1年の成果
それでは早速ですが、動画を用意いたしました。
こちらが1年間練習した成果になります。↓
1年間の振り返り
続いては、レフティでギター練習を開始してからここに至るまでの1年間を、時系列で振り返りたいと思います。
2018年7月5日~ 練習開始
2018年7月5日、レフティでのギター練習を開始。
なぜわざわざレフティでゼロから練習することになったかの経緯については、こちらの記事に書きました。
【致命傷】ギター歴20年にして局所性ジストニアを患ってしまいました
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もともと右利き側で弾いていた人間が反対側の向きでギターを弾くとなると、さぞかし有利なんじゃないかと思われそうですが(私もそう思ってました)、実際のところ完全な初心者とあまり変わらなかったです。
もちろん、今まで右利き側で弾いていた頃に得た知識や経験がある分、有利なのは間違いないです。
とはいえ、左手でピッキングの動きなんて今まで1度もやったことがないですし、頭では方法が分かっていても、指が追い付いてこない。
そんなこともあり、最初の1ヶ月はとにかく指が動くようになることを意識して練習しました。
この頃の状況を細かく分析するにあたり当時の日記を見つけたので、せっかくなので貼り付けておきますね。
◆2018年7月5日
事の始まりはおそらく1年ぐらい前に遡るが、その日からほぼ毎日練習を重ねたにも関わらず、上達するどころかむしろヘタになっていく一方であった。
数ヶ月にもわたる原因追求の結果、おそらくではあるが左手小指に変なクセが付いてしまっている模様。
親指をネック裏に当ててクラシックスタイルで弾く場合に、小指を使用するフレーズを弾くと、指に力が入らず弦を押さえられない。
おそらく、小指と中指の間の神経に異常があるのだろうか?
症状を見るに局所性ジストニアが疑われるので、近いうちに病院へ行き診断を受けたいと思う。
サウスポースタイルでの練習について。
手持ちのストラトのナットを逆向きにし、弦を逆に張って強引にサウスポー用のギターに仕立て上げた。
このギターだとハイフレットは届かないが、いずれこのスタイルでしっかり弾けるようになってきたらブログの収入からサウスポー用のギターを購入したい。
今日は初日ということで、単音弾きでのスケール上下、クロマチック上下、パワーコード、オープンコード、Smoke On The Waterなどを練習。
始めたばかりなので当然指は思うように動かないが、楽しい。
また、クラシックフォームで小指を交えて弾く場合、サウスポースタイルだと安定感を感じるので、やはり左手で押弦する場合に異常があるものと思われる。
右手、左手それぞれ独立させてピッキングの練習やスケール移動の練習をすると思ったよりも速く動くようだ。
ただ左右の手をシンクロさせることがとにかく難しいので、ここは時間を掛けて練習するしかない。
それなりに時間を掛けて練習しても右手の指先が痛くならないのは、既に利き手でギターを始めていたことによるメリットを享受できたと考えられる。
ライトハンド奏法で弾くこともあったので、右手の指先もある程度は固くなっているようだ。
これは嬉しい誤算だった。たくさん練習できる。
今回練習した中で、一番難しいと感じたのはオープンコード。
CやGといったコードが非常に難しい。
押弦した隣の開放弦を上手く鳴らすのが、難しい。
すっかり忘れていたこの「初心者の感覚」は、ブログ執筆に役立てたい。
明日はメトロノームに合わせてのスケール練習や、オープンコードの練習の発展に力を入れていきたい。
◆2018年7月6日
昨日に引き続き、スケール練習やコードの練習。
C、Dのオープンコードについては押さえるまでの時間が短縮され、各弦の音もある程度しっかり出せるようになってきた。
Fはまだセーハする指が痛いのと、2弦辺りの音が鳴りにくいようだ。
また、意外にもGあたりを押さえるのが難しい。
感覚的に、右手よりもピッキングを担当する左手の方が苦労するだろうな、という気がしている。
各弦をしっかり分けてピッキングするコントロールと、ハイスピードでのピッキングにはまだまだ時間が掛かりそうだし、感覚を掴めるのかも現時点では分からない。
ただ利き手側での演奏が今のような状況である以上、サウスポーでの演奏も頑張るしか道はない。
これらの日記は当時、このブログでシリーズ物の記事にする予定で書いていました。
それもあってか、かなり細かく書いているため当時の状況が非常にリアルに伝わってきますね!
残念ながらこの2日間しか日記を書いていなかったために当時は公開に至らなかったのですが、今ようやくこうして世に出すことができて、当時の私もきっと喜んでいることでしょう。
最初の1ヶ月はこのような感じでスケール練習をはじめ、とにかく様々な指の動きを意識して練習に励みました。
ギター歴1ヶ月
とにかく指が動くようになることを最優先した1ヶ月後の結果が、こちらです。
こうして見ると、1ヶ月にしてはまあまあ指は動くようになってきているのかな、と思います。
この頃は指を動かすことだけに集中していたので、割とリズム練習は無視&コード練習も軽視と結構ひどい練習法だったように思いますが、果たしてこれが吉と出るか凶と出るか。
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ギター歴2ヶ月
レフティでの練習も2ヶ月経つと、指はそれなりに動くようになってきました。
そうなると次の課題として、左右の手のシンクロが重要になってくるわけですね。
遊びでピアノを鳴らしたりしたことのある人なら分かるかもしれませんが、片手だけ動かすのであれば、割とすぐに早く指を動かすことができるようになるんですよね。
ただ、それを両手でタイミングを合わせるとなると、急に難しくなってきます。
ハノンなどの基礎練習も、片手だけであれば結構すぐにある程度のテンポで弾けるようになるんですけど、それを両手で同時にオクターブ違いで弾こうとすると、びっくりするぐらい弾けなくなる。
ギターもまったく同じで、フィンガリングだけ or ピッキングだけであれば、歴2ヶ月であってもそれなりに動かすことはできます(あくまでそれなり、ですけど)。
しかしフィンガリングとピッキングという違う動作をタイミングを完璧に合わせて演奏するとなると、難易度がケタ違いに上がってしまいます。
攻略法としては、とにかく繰り返し練習して身体に感覚を染み込ませるしかないのです。
残念ながら近道はありません…。
ここで左右のシンクロをサボってしまうと、あとからの矯正はかなり大変だと思いますので、地道に頑張りましょう。
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ギター歴3ヶ月
練習を開始して約3ヶ月。
自画自賛するようで自分でもキモいと思いますが、3ヶ月でここまで弾けるようになれば上等だと思います。
もちろん、上を見るともっと成長の早い人なんていくらでもいるのですが、周りと競争しているわけではないので、自分のペースで頑張りたいと思います。
この頃は
という目標を持っていて、ブログやSNSで公言もしていたのですが、しかしながらこの時すでに心の中では
と思ってました。正直ね。
というか、1年経った今でも弾けないですからね。見込みの甘さがハンパない。
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ギター歴6ヶ月(半年)
ギター歴も半年に突入しました。
このあたりから、明らかに上達のペースが落ちてきたように思えます。
残念ながら半年の時点で紅を弾くことはできませんでした。
次なる目標として、ギター歴1年の時点でカノンロックを弾くというさらに無謀な目標が控えているのですが、結果どうなったのかは察して頂ければ嬉しいです。
「明確に指の動きが早くなった」みたいなことはあまりありませんでしたが、「すでに弾けるフレーズの安定感が少し増した」時期といえるかもしれません。
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ギター歴約1年
そして今回のギター歴1年の状態が、冒頭でも貼っていたこちらです。
正直言って、歴半年の頃とあんまり変わっていないですよね…(汗)
3~5弦スウィープ(動画の2:03~2:29あたり)だけは、前回よりも早く弾けるようになっていますね。
完全に言い訳になってしまうんですけど、ちょうどレフティでギターを練習し始めて半年ほど経過した頃、人事異動で忙しい部署に異動になってしまいまして…。
それまではほぼ残業ゼロ部署だったのですが、結構残業が増えてしまって、ギターを弾く時間がすっかり減ってしまったんですよね…。
サラリーマンである以上、こればかりは仕方ないですね。
私自身も病気持ちなので、稼がないといけないですし。
ちなみに日々の練習時間ですが、歴半年ぐらいまでは平日:1~1.5時間、休日:3時間ぐらいでした。
歴半年~現在は平日:0~0.75時間、休日:約1~3時間ぐらいです。かなり適当ですが。
成長は鈍化してきていますが、せっかくここまで頑張ってきたので、まだまだ諦めずに更なる高みを目指して今後も頑張っていきたいと思います。
日本初の両刀ギタリストを目指して頑張ります!
そのためには、局所性ジストニアも治療しないといけないですけどね…。
最後に
今回の動画を見て、
「1年でこれだけ弾けるようになるんだ~」
と思う人もいれば、
「1年も経ってコレとか、しょっぼwww」
と思う人もいたりと、色々だと思います。
人によって環境も違えば使える時間も違うし、もっと言うならば要領の良さも違います。
他人との比較ではなく、あくまで自分がどうなりたいのかを明確にして、そこへ向けて試行錯誤を繰り返して目標へ向かって頑張るのが、上達への1番の近道ではないかと思います。
もちろん、良いライバル関係を築ける人と互いに切磋琢磨できる環境も、素晴らしいとは思いますけども。
私自身、局所性ジストニアを乗り越えたギタリストとして、そして両方の向きで弾けるギタリストとして活動できるよう、今後も諦めずに頑張りたいと思います!