第4位 ライブしに行ったらギターアンプが無かった
後半戦1発目、第4位はこちらです。
ライブしに行ったら、アンプがありませんでした。
ライブハウスだと通常考えられないですけど、ライブバーではこんなことがあります。
いや、ライブバーでも普通は滅多にないと思うんですけどね。
ちなみに私が遭遇した時のパターンですが、数ヶ月に1回程度ライブをさせて頂いているバーがあったんですけど、今まではギターアンプは置いてあったんですよね。
ただそのアンプはどうやらバーの持ち物ではなく、バーで定期的に演奏している別のギタリスト(外国人)がバーに置いていたものだったようです。
毎回持ち運ぶのも面倒だし、他の人も使っていいから置かせといてくれる?みたいな感じでしょうか。多分。
で、我々がライブをする直前にどうやら何らかの事情により、その人がアンプを持って帰ったって寸法ですね!まぁ誰にもあるよね何らかの事情!
/(^o^)\
こればかりはアンプの持ち主を責めるわけにもいきませんので、こちらで何とかするしかありません。
方法としてはラインでミキサーに繋ぐか、機材レンタルしてるお店からアンプを借りてくるかの二択です。
アンプシミュレーターなどを使用しているならばミキサー直結でその場で対処できるので楽ですけど、コンパクトエフェクターしか持っていなかったりしたら音がヤバイので、借りられるならばアンプを借りた方が良いかと思います。
ライブが終わった後に返しに行かないといけないですけどね…。
これに限らずですが、機材レンタルしてるお店の場所を把握していると助かることが稀にありますので、ライブ前には機材レンタル店の場所や連絡先、営業時間を調べておくと保険になるかもしれません。
第3位 腹痛でウ〇コが漏れそうになった
続いての第3位はこちら。
お食事中の方に怒られそうなので詳細は別記事を読んで頂けたらと思いますが、これ、経験者には分かってもらえるかと思うんですけど笑いごとではなく本気でアカンやつなんですね。
そりゃまぁ、ミュージシャン以前に人間としての尊厳に関わる問題ですからね。
皆さんも本当に、ライブ直前にお腹に違和感を覚えた場合は無事にライブが終わるよう、神(ウ〇コ神)に祈りましょう。
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【聞いてくれ】ライブ中にウ〇コ漏れそうになった事がない奴ちょっと来い
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第2位 演奏中に何を弾いているのか分からなくなり、演奏停止
第2位はこちらです。
我々バンドマンがライブをするにあたり、
「こういう事はやるべきではない」
「こういう事はやってはいけない」
といった暗黙のルールがいくつか存在します(暗黙のルールというか、常識ともいう)。
そして数あるルールの中で絶対やってはいけないことの筆頭。それが
「途中で演奏を止める」
なんですね。
そりゃまぁライブハウスが火事で燃えているとかなら早く逃げろと思いますが、たとえウ〇コが漏れそうでも、目の前で彼女がナンパされていても、曲が終わってから何とか対処するとして、演奏中は余程のことが無い限り途中でストップしてしまうのは御法度なのです。
ごめん!ワイやってしもうたわガハハ!!
…後学のために私の状況を説明させて頂きますと、当時Guns N’ RosesのSweet Child O’ Mineという曲を演奏したんですね。
Guns N’ Roses / Sweet Child O’ Mine
お聴き頂ければお分かりの通り、イントロはギター1本で始まり、途中からベースとドラムが合流するという曲構成になっています。
で、このイントロ部分はこんな感じのフレーズになっているんですけども。↓
この赤丸で囲った部分のみが2小節ごとに変化していき、残りはずっと同じフレーズを繰り返します。
この間コードチェンジも起こっているため、要は各小節1音目のこの音は、曲の雰囲気を作るのに重要な役割を担っているわけです。
最後のスタジオ練習からライブまで結構期間が空いていて、その間まったく練習しなかったら完全にフレーズがうろ覚えになってしまい、弾いている途中で次にどう指を動かしたらいいのかが分からなくなってしまったって寸法ですな。
確かこんな感じのフレーズだったような…
↓
あれ、次の14フレットって3弦だっけ、4弦だっけ??
↓
あわわ…出す音間違えた…次はどの弦だったかな…
↓
また間違えたヤベエ!
↓
あれ、次は…分からん。
↓
演奏ストップ
私「…ごめんもう一回最初から!!」
一同「ズコーーーッ!!」
みたいな?
なんか書いてて胸のあたりがキュッと締め付けられますね…この場を借りて、改めて心より懺悔致します。
何はともあれ、懺悔したことによりおそらく私は赦されたので、本件はただ今をもって無かったことにしようと思います。
ですので、今後この話題をTwitterとかで私に振らないでくださいね。
え?曲の途中で演奏を止める?
それ絶対やったらアカンよ。
そんなことする奴がいるとは思えないけど、バンドマンとしてあり得ないと思うよ?
…何かこのままだと完全に私が悪になる流れなので、次の第1位にはしっかりと私は悪くないトラブルを持ってきていますんで、皆様にはご安心頂きたいと思います。
第1位 ドラムがセットリストと違う曲を始めた
というわけで、栄光の第1位に輝いたのはこちら!
皆さん、セットリストって分かりますよね?
ライブをするにあたっての、曲順とかが書いてある紙です。
ライブの時は自分の立ち位置から見える場所に掲示して、次に演奏する曲は何なのかや、どこでMCを入れるのかといった情報が書いてあります。
セットリストの名の通り、リスト形式で曲が並んでいます。
当然ながら1曲終わったら、次はその終わった曲の1コ下に書いてある曲を演奏するのが通例です。
でもね、たまにそのルールが無視されるんですよね。
いまいちピンと来ない方もいらっしゃると思いますので、ひとつ実例を挙げて説明させて頂きたいと思います。
とある日のライブ中、曲の演奏が終了しました。
セットリストによると、次はMCなどを挟まずにすぐKISSのI Was Made For Lovin' Youを演奏することになっています。
(この曲は6弦開放Low Eを多用するので、1音下げチューニングの私はそっとカポを着用)
KISS / I Was Made For Lovin' You
ドラムがスティックを鳴らし、曲のカウントが始まります。
ん?
なんかカウントのテンポ遅くね??
スネアさん「ダダダダダダダダッ」
Joan Jett / I Love Rock 'n Roll
こんなことってあるか普通??
ちなみにこの時は、スネア8連発の間に私とベーシストが

という神解釈を行い、何とか問題無く乗り切ることができました。
(曲の途中でカポはそっと外した)
これ、他の曲だったら完全にアウトでしたね。
「てめーこの野郎!」と思いながらドラムを睨んでも何か必死でこっち見ないし、ずっと苦々しい顔をしていたら逆に私が何かミスしたように思われるし、ライブ後に文句を言おうにも私はいつも終電ギリギリだから帰る準備でバタバタだし、結局文句の一つも言えずに終わるのです。
おまけでコレと似たようなエピソードとしては、アンコール時にドラムに

と確認したあと、いざ始まったら曲が違ったというものもあります。
どうやら曲を確認後、私がチューニングしている間にボーカルがドラムに違う曲をやりたいと言ったようで、それが私まで伝達されていなかったようです。
いやいや、エスパーじゃないんだから。そんなもん分かるか。
あとは、ライブ開始2分前にセットリストを書き換えられ、中身を確認すると数ヶ月まったく練習していない曲が追加されていたり。
とまぁ我がバンドはこの手の話題には事欠かないのですが、長くなるのでこの辺でやめておこうと思います。
とにかく、普段はもちろんのこと、ライブ中もメンバーとのコミュニケーションは大切ってことですね!(強引な締め)
いくらコミュニケーション取っても、独断で急に曲変えられたらどうしようもないですけどね。
番外編 インタビューを受けに行ったら実は生ラジオで、周りが全員外国人で言葉が分からない
番外編ということで、これはライブ本番中の話ではないのですが、一つだけおまけエピソードを追加しておこうと思います。
タイトルを見ても意味がよく分からないと思うのですが、私自身よく分かりませんので、順を追って説明させて頂きたいと思います。
かなりレアな体験というか、普通は起こらないような出来事でありピンと来ない方も多いと思いますので、我が身に置き換えて想像して頂けると幸いです。
昔、我々のバンドはとあるバンドコンテストに出場したんですよね。
といっても大規模なものではなく、100人に聞いたら100人が「何それ?」というレベルのマイナーなコンテストだったのですが、某大手弦メーカーが協賛していたりと、一応バックはしっかりしたコンテストだったと思います。
そのコンテストはネット投票による1次予選で4組のバンドが選ばれ、その4バンドが実際にライブをして勝者を決める、といった内容のコンテストでした。
優勝した場合、金一封&協賛メーカーから色々なグッズを頂けるのと同時に、雑誌の見開き2ページにバンドのインタビューが載るという、なんとも素敵なご褒美が用意されていました。
まぁ雑誌といっても、日本在住の外国人の方が主な読者であるフリーペーパーなんですけども。
そのコンテストに参加した我々は、無事に1次予選を通過して最終選考に進むこととなりました。
そんな折、バンマスであるドラム(アメリカ人)から依頼を受けた私。

インタビュアーも外国人だと聞いていましたが、もともと私はバンド内では積極的に広報を担当するポジションではなかったですし、そもそもボーカルは英語のネイティヴスピーカーです。
インタビュー中は横でニコニコしながら置物のように座ってたらいいだろ、ぐらいの軽い気持ちで快諾しました。
そしてインタビュー当日。
指定の場所に到着するも、ボーカルはまだ来ていません。
時間が迫ってきましたがボーカルが来る気配がないため、催促のメールを送り、とりあえず1人でインタビューを受ける部屋のある雑居ビルへと入っていきました。
部屋の入口あたりでまごまごしていたら、部屋から出てきたガタイの良い黒人のお兄さんに「Heyこっちだ、入れよ!」てな具合で部屋に引きずり込まれます。
そこはラジオのブースでした。
促されるまま丸テーブルの一角に座ると、軽快な音楽が流れ始めます。
そして司会進行と思われる黒人のお兄さんは何やら英語っぽい何かをペラペラと話し始めます。
えーと。
もしかしてなんですけど、この状況って
「インタビューというのは、ラジオの公開生放送インタビューである」
という理解でよろしいのでしょうか。
インタビューっていうからてっきり会議室的な場所で、対面で受け答えするものだとばかり思っていましたよ。
それがまさかネットラジオで生中継とは、なかなか粋な計らいではないかHAHAHA!
全然笑えんけどな。
決勝で対バンする計4バンドのメンバー代表が集結していたその場は、私以外全員外国人。
MCのお兄さんがカタコトの日本語を話せたために最低限の会話はできたのですが、放送が始まると当然全て英語。英語。これまた英語。
会見時の野々村竜太郎元議員のように最高レベルに耳を澄まし、会話を拾ってなんとなくの流れを掴もうと必死な私。
そんな時、ようやくボーカルからメールの返事が来ました。早く助けに来てくれ!!
「あれ、ドラムから聞いてないの?僕今日行かないよ?君ならできる!楽しんでね!」
今度会ったら絶対〇す。
その後は電子辞書アプリを開いたiPhoneを片手に、孤軍奮闘する私。
「バンド名の由来は?」など私も知らない質問に対してはデタラメを答えつつ、地獄のインタビューは1時間ほど続いたのでした。
いやぁホント、いい年して泣きそうになるぐらいに焦りました。
こんなに冷や汗をかいたのは、シチリア島の夜の路地裏で2人組の男に付け回された時以来ではないだろうか。
どうやら今回の件は意図的に仕組まれたような感がありますし、絶対に許さん。
後日、スタジオ練習の際にドラムに対して猛抗議をする私。

全然喋れなかったし、生き恥晒しただけで終わったじゃねーか!!
あれじゃバンドの印象も最悪だよ!
おまえマジふざけんな!!このハゲ!ハゲ!頭髪の薄い人!!(語彙力)




このギャップは、観に来たお客さんに相当な衝撃を与えるだろう。



…
えーと、つまりあのー。
ワシは当て馬にされたってことかな??
絶対〇す。
ちなみにコンテストでは我々はめでたく優勝したのですが、勝利者インタビューは私は仕事のために参加できませんでした。
完
最後に
そんなわけで、今回は私が今までに実際にライブで経験したトラブルをランキング形式でお送りさせて頂きました。
我ながら酷いもんですね。
思い出せるトラブルを全て細かく書き出すとWikipediaばりの情報量になってしまうと思うのでムリヤリ10個にまとめましたが、実際はまぁーホントに色々あります。
あと散々文句ばっか書きましたけど、今のバンドは好きですからね(笑)!
皆様もライブの際は、予防できるトラブルは事前に対処し、当日に焦る事なく楽しいバンドライフをお送りくださいませ!