こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
さて、突然ですがこの世界には2種類の人間が存在します。
ライブ中にウ〇コが漏れそうになったことがある人と、ライブ中にウ〇コが漏れそうになったことがない人です。
皆様はどちらに属する人間でしょうか?
常々私は思うんですけど、ライブ中にウ〇コ漏らしそうになったことがある人っていうのは世界で一番平和を愛する人種だと思うんですよね。
私のこの見解は、実際にライブ中にウ〇コを漏らしそうになったことがある人には全面的に同意頂けると思うのですが、経験がない人にはいまいちピンと来ないかと思われます。
なので今回はライブ中にウ〇コを漏らしそうになったことがない人に向け、世界一の博愛集団である我々が普段ライブ中に考えている想いであったり、世界に向けて届けたいメッセージを書き綴っていきたいと思います。
なお、ライブ中にウ〇コを漏らしたことがある人というのは我々とは別カテゴリに属するため、ここでは言及しません。
冒頭で「世の中には2種類の人間がいる」と書きましたが、彼らは人間を超越したどちらかと言うと精霊のような存在であるため、このどちらにも属しません。
我々たかが人間如きが論じていいような存在ではありませんので、本記事では割愛させて頂きたいと思います。
長々と冒頭を書かせて頂きましたけども、とりあえず今回はですね、特に役立つ話でもなんでもなく単に
「ライブ中にウ〇コが漏れそうになるということが、どれだけ辛いか」
というのを、淡々と語らせて頂きたいんですよね。
さっきからウ〇コを連呼しまくっているため、お食事中の方には不快な思いをさせてしまっているかもしれませんが、画像は貼らないのでご容赦頂きたく存じます。
それでは、この世の全ての漏れそうになったマンを代表して話を進めさせて頂きたいと思います。
【生き地獄】今までにライブで体験したトラブルをランキングにしたよ(^o^)丿【バンドマン/ギタリストあるある】
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目次
それは突然やってくる
はい。まずこれを書くにあたって私も真っ先に思いついたのが、
という反論です。
あー…もうね、アレです。甘いです。
あのね、言いたいことは分かるんですけどね、我々もそこまでバカじゃないんです。
分かってたら最初から対策しますよ。
対策できないやつに襲われるからこんな事になるの!!
まぁ、誰しも最初から経験があるわけではありません。
実際に経験していなければ、「そんな大したことじゃないでしょーw」と甘く考えたくなる気持ちも分からなくはありません。
本来ならば、疑っている人には試しにライブ直前に下剤を飲むなどして、自分自身の体を使ってこの状況を体験して頂きたいところではあります。
しかし、本当に実践されたら私は相当に恨みを買う結果になると思われますので、なんとかこの場を用いて我々の苦しみが伝わるよう、頑張りたいと思います。
感情的に「ツライ、苦しい」と書くだけでは、体験していない以上はよく分からないですよね。
なので、なるべく論理的に考察を進めていきたいと思います。
ではまずは、この状況に遭遇した場合のメリット・デメリットから順番に見ていきましょう。
メリット
そんなもんあるわけないやろ!!考えたら分かるがな!
ただ苦しいだけでなーーーーーーんにも良いことありません。次にも繋がりません。
一瞬でも油断すると人間の尊厳的なアレがアレなことになるので、コンマ1秒たりとも気を抜けません。
あ、1個だけあるわ。
いぶし銀のベテランブルースギタリストがチョーキングとかする時、顔をグシャッと歪めて苦しそうな表情で、凄くエモーショナルなプレイしてるじゃないですか?
ギターが泣いてる的な、アレです。
あの表情を自然に出せます!
うん、なるなる。こんな顔、なるよね。
このクラスの表情になると、もはやちょっと出てると思います。
何はともあれ、周りから見てると「おぉ!今日のあいつのプレイ、感情こもってんナァ!」とかなります。
まぁ、苦しそうな表情というよりは本当に苦しいので、そら感情もこもるわという話なのですが。
この腹具合でライブに挑めば、今日からキミもベテランプレイヤーだ!!
漏らしても私は責任持ちませんけどね。
デメリット
では続いて、この状態に陥った際のデメリットを見ていきましょう。
どちらかと言えば、ここからが今日の本題であると言えます。
とにかく苦しい
当たり前ですけど、腹痛ってお腹が痛いんですよね。
家にいる時とかだとそのままトイレに直行したらいい話なんですけど、ステージの上でこの状態になると、もう地獄です。
おそらく今までに「トイレに行きたいけど、行ける状況にない」というシチュエーションに遭遇したことがある人は多いかと思います。
これも言ってしまえばその一種なのですが、加えて本件は「既に周囲からの注目を浴びている」というプラスアルファの要素が厄介な点となります。
例えば、満員電車でお腹が急に痛くなったとしましょう。
これはこれで大変なのですが、周りから見られているわけではないので、全エネルギーを下腹部に集中することができます。
要は、どれだけ苦しそうな表情をしようが問題ないんですね。
しかし、これがライブ中となると話は変わります。
前述のチョーキングの時であったり、曲調にもよりますが苦しそうな表情をしていても問題ない場面もあるにはあります。
しかし「Hey, 今夜はPartyだぜBaby!」みたいな曲(今時こんなのあるのかは謎)で苦悶の表情を浮かべていたら、お客さんに「あれ…あの人、大丈夫かな??」と思われます。
これはお客さんのテンション低下にも繋がり、非常によろしくない事態であると言えるでしょう。
なぜならばお客さんにライブを楽しんで頂くためには、自分達も楽しんでいる(風に見せる)というのは鉄則ですからね。
ということは、表情を作るためにエネルギーのリソースを割かないといけないことになります。
これが結構キツいんですよね。
ウ〇コが漏れないギリギリのラインで下腹部に集中力を注ぎつつ、それがバレないように表情を作り、そして演奏も最低限ミスの無いように成立させる。
これが非常に難しいのです。
どの項目も少しでもバランスを崩すと、たちまちライブのクオリティが下がってしまうことは避けられませんし、場合によっては人として終わる可能性も出てきます。
我々バンドマンは音楽を通して場を楽しませる、ひいてはお客さんに夢を与えるポジションですので、ライブが終わるまでずっと苦しい表情をしているわけにもいきません。
失恋ソングとかだったら苦しそうな表情をしていても違和感がないかもしれませんが、ライブが終わるまで全部失恋ソングを演奏するわけにもいかないですしね。
それはバンドの方向性として、どうかと思います。
例外として、西野カナのコピーバンドであれば大丈夫です。
あそこまで会えないとなるとその辛さは想像を絶するものがあるかと思いますので、ずっと辛い表情をしていても違和感はありません。
会いたくて震えるのではなく、ウ〇コが漏れそうで震えるというあたりがむしろ震えの種類としてもリアルで尚Goodです。
誰にも言えない
これはまぁ言えないというよりも、言ったところでどうにもならないというのが正解でしょうか。
とか言ってくれる慈愛に満ちたメンバーはこの世にはいません。
ゆる~いセッションとかだったら、大丈夫かもしれないですけどね。
つまり、ウ〇コとの戦いは孤独との戦いでもあるのです。
ダイ一行を裏切ったフリをして独り竜騎衆に決闘を挑むポップさながら、誰にも頼ることのできない孤独な戦い。
しかも、敵は何を隠そう自分自身(のウ〇コ)なのです。
この状況を乗り越えるには、肉体(肛門括約筋)の強さだけではなく相当な精神力が必要となります。
ステージアクションという名の罰ゲーム
ライブ演奏ってステージアクションが付き物だと思うんですけど、この状態でアクションするのは無理です。
動くということはお腹に刺激を与えますからね。
大股開きでギターを弾くと産まれてしまうんで、基本的にはその場に棒のようにそびえ立ってギターを弾かなければなりません。
曲によっては要所要所でメンバー全員同時に決めポーズ!みたいなことをするバンドもありますが、そんな時ウ〇コ漏らしそうなギタリストは内心「このアクション考えたやつコロす」とか思ってます。
次に活かせない
人間は成長する生き物です。
ミスをしたりトラブルに遭遇すると、「次はもっと気を付けよう」となりますよね。
失敗とは成功の元であり、ミュージシャンとして、そして人間として次なるステップへ成長するための礎となるものです。
でもね、この苦しみって次に活かすことができないんだなぁこれが。
「今日は急にお腹の調子が悪くなったから、次こそは急な腹痛に襲われないようにしよう」
って、それができたら最初から苦労しないっての!!
予兆があったら事前に対策ぐらいするわ!急に来るから対策のしようがないの!!何回言わせるの!!
とは言うものの、何とか対処したい
うーん…無理ですね。
5文字でこの項目が終わってしまいましたけど、ホントどうしようもない気がしますね…。
強いて言うならば、神に祈るぐらいでしょうか。
英語で言うと
I'm playing the guitar while praying to a god.
です(文法が合っているかは自信ない)。
今考えた割にダジャレにもなっているところが注目すべきポイントです(みんな褒めてくれ!!)。
とにかく長い
さて、そんなわけで人間としての尊厳を懸けて必死にライブを進めるわけなんですけどね、ものすごーーーく長いんですよこういう時のライブって。
本来ならば1曲1曲は大した長さではないはずなんですけど、この時ばかりはイングヴェイのソロコーナーばりに「いつ終わるんだよコレ!」という感覚に襲われます。
異様に時間が長く感じられるんですよね。いわゆる相対性理論ってやつです。
こうなってくると、もう神頼みしか方法はありません。
祈り
想像してみてください。
もしもあなたが今、ライブ中にとんでもない腹痛に襲われていて、もう我慢できない…産まれちゃう…!!というタイミングで突然どこかから
とか言いながら神様が現れたとしたら…もうその神様のいる宗教を信じちゃいますよね??
え?信じない??
そこは信じとけや!!話が進まんやろ!!
…まぁそんなわけで、こんな状況になったらもうその現れた神様を信じるしか道はないんですね(強制)。
だって、この苦しみから解放してくれるんですよ?
金払えって言われたら少し悩みますけど、信じるぐらいで救われるのであればいくらでも信じますよ!
私はいわゆる宗教を信仰していない無宗教の人間なのですが、こうなるとおそらくいとも簡単にこの神様とやらに懐柔されてしまうと予想されます。
思想の壁を越える
続いて、大事なことが一点あります。
我々ウ〇コを漏らしそうな人間にとっては、宗教争いが存在しないのです。
世の中の戦争というものは、民族の違いや覇権争いといったところに端を発することが多いです。
しかし世界の歴史を紐解いてみると、宗教を根底とした文化・思想の違いによる争いが非常に多いのです。
これは非常に悲しい問題で、根本的に考え方が異なる者同士、心の底からお互い相容れることは難しいのです。
しかし我々ウ〇コを漏らしそうな人間の場合、神様の種類や教義の内容などといったものは問題ではなく、ウ〇コの呪縛から解き放ってくれるかどうか、それだけが問題なのです。
我々にあるものは「ウ〇コから解放された」という事実だけが真実であり、共通認識なのです。
そこに、文化や思想の違いの入り込む余地はありません。
つまり我々ウ〇コを漏らしそうになったことがある人には、「敵」と定義されるものはウ〇コだけであるため、人間同士の争いは存在しないのです。
まとめ
勢いで書いていたところ、そろそろ自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきたので、要点をまとめたいと思います。
Point
- ライブ中にウ〇コが漏れそうな状況というのは、無間地獄の苦しみである
- この状況に遭遇するかどうかは、運次第である(ウ〇コだけに)
- もし遭遇したならば、神に祈ろう
- 唯一の憎むべき敵はウ〇コ
- 我々に争いは存在しない(平和主義)
最後に
本来この記事は、私が以前に書いていた「ライブでのトラブルあるある」のシリーズの一つとして書くつもりでした。
しかしあの記事は「原因」→「対策」→「回避方法」という流れで記事を書かなければならないので非常に面倒臭い、対策や回避ができない本件についてはあのシリーズのフォーマットを適用できないこと、また本件はそもそもあるあるですらないこともあり、こうして単独の記事として書くこととなりました。
私は基本的にライブ当日は割とご飯をがっつり食べてから会場に向かうのですが、このような腹痛に見舞われたことは今までほとんどありません。
そんなこともあり、この急な腹痛というものはやはり運の要素が強いのではないか、という考えに至った次第でございます。
私は何とか耐えることができたため、今までにやらかしてしまったことはありません。
もしも「俺やらかしたよー(^o^)丿」という精霊様がいらっしゃいましたら、トラウマをほじくるつもりは毛頭無いのですが、後学のために当時のお話などをお聞かせ頂ければ、同じ「ウ〇コに苦しめられし者」として幸いに存じます。
みんなもまじウ〇コには気を付けような!!
【生き地獄】今までにライブで体験したトラブルをランキングにしたよ(^o^)丿【バンドマン/ギタリストあるある】
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