こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
みなさん、今日も元気にトラブってますかー!?
というわけで、今回は私が今までにライブで実際に経験したトラブルの数々をランキングにし、赤裸々に発表するというコーナーでございます!
完全に自業自得なものから当たり屋に当たられたレベルのもらい事故まで色々ありますが、基本的にはライブ演奏で起こったトラブルを書いていきたいと思います。
順位付けは割と適当ですが、どうでもいい軽いものから背筋が凍り付くおぞましいトラブルまで様々なものを用意しましたので、ぜひとも明日は我が身と思って見て頂ければと思います!

ではさっそく、見ていきましょう!
第10位 演奏中にピックを落とした
まずはじめに、第10位はこちらから。
これはもう余裕というか、
「こんなのをトラブル扱いしていいのだろうか?」
レベルのトラブルですね。
まぁ最初ですので、小手調べということでお願いします。
これに関しては以前に別記事でも書いたのですが、ギタリストはライブ時に予備ピックを用意しているのが普通かと思います。
ですので落とした瞬間に焦らなければ、どうということはない屁みたいなトラブルですね。
出現頻度と対処難度の関係から、トラブル界のスライムと呼ばれることも納得です。というか今名付けました。

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ライブでのトラブルあるあると、その対処法Part.1【ピック落とした】
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第9位 コーラスの歌詞を忘れた
続いての第9位はこちら。
まだまだ余裕なトラブルが続きますね。
私の場合はどちらかと言うと、忘れたというよりはそもそも最初から覚えていないことの方が多いです(クズ野郎)。
そんな時には、以下のような方法でこのトラブルを無事にやり過ごすことができます。
- 口パクする
- マイクから離れてパフォーマンス
口パクする
まず口パクについてですが、これは言うまでもなくそのまま歌っているフリをするだけです。
特にロック系やパンク系の騒がしい曲のサビメロディーのユニゾンなどは、口パクでもバレる可能性が低いです。
他のメンバーもコーラスに参加している場合は、完全に無敵ですね。
他メンバーに任せて堂々と口パクしましょう。
問題点としては、ある程度口の動きが歌詞と合っていないといっこく堂みたいになってしまい、口パクがバレる可能性があること。
そして稀に「あれ?あいつのマイク、音量出てねーな?」と思われてマイク音量を上げられる可能性があるということでしょうか。
マイクから離れてパフォーマンス
次に、マイクから離れる件について説明します。
これはつまり、ステージ最前などのマイクから離れた位置に移動し、
「お客さんと一体になって盛り上げているが故に、マイクの位置に戻ってコーラスを歌うことができない」
という、歌えないことに対するアリバイ工作です。

あの場面はああやってお客さんを煽る方が正解だったと思うんだよね。
などと悪びれずに言えるようになれば一人前です。
私自身、こちらの方が口パクよりも使用頻度は高いです。
ただ、注意すべき点としてはこの方法を使えない曲があるということですね。
例えばTOTOのAfricaのような曲で、サビを演奏中にステージ前面で頭振りながらお客さんを煽ってたら、完全にアホです。
TOTO / Africa
こんな感じでコーラス主体で聴かせる曲の時は、まぁ諦めて頑張れ。

第8位 踊り狂うお客さんにエフェクターを踏まれた
続いては第8位。
先程まではカスみたいなトラブルでしたが、この辺から少しずつ雲行きが怪しくなってきます。
ライブハウスは基本的にステージと客席にある程度の高さの段差があったり、仕切りがされているのでこのようなトラブルが起こる可能性は低いと思います。
ただライブバーとかで演奏となると、ステージと客席の境界線が無かったりするんですよね。
大体想像がつくかと思うんですけど、そんな環境で踊り狂うお客さんがいらっしゃった場合、まぁこうなるよねっていうトラブルです。
お酒も入り曲に合わせてノリノリで踊り倒しているお客さんは足元など確認しませんので、距離が近すぎると余裕で踏まれます。
パンク系の騒がしい曲を弾いていたら突如ギターの音が聴こえなくなり、アンプからの出音を確認してみるとコーラスの効きが小粋なクリーントーンに切り替わっていたなんてこともありました。
対応策としては、この手のトラブルは自分自身で招いたものではないため、ニコニコしながら堂々とセッティングを戻せばよいのです。
常連さんや、楽器のことを知っていそうなお客さん向けに

みたいな感じで、苦笑を見せつけることができれば玄人臭が出て尚Goodです。
ただなにが心配って、エフェクターを踏まれて音が変わるだけなら大した問題ではありません。
しかし万が一踏まれた場所が悪く、壊されてしまうとシャレになりません。
もしも踏まれたことによりエフェクターがおかしくなってしまったら、ライブ中はニコニコしながら振舞いつつもステージを降りた後にしっかりと弁償してもらいましょう。
そのお客さんからしてみれば楽しいライブが一転して地獄の思い出に早変わりですが、過失でも人の物は潰しちゃいけませんからね。
私は今のところ壊されたことはありませんが、もし壊されたならばFacebookを辿って意地でも連絡を取って費用請求します(替えの利くケーブル断線ぐらいだったら泣き寝入りしますけど)。
なお、これに似たトラブルとしまして、踊り狂うお客さんが激突したマイクスタンドが倒れ、こっちに襲い掛かってくるというものがあります。
これについては左手は演奏継続しつつも右手でマイクスタンドをキャッチして元に戻すという高等テクニックで対応可能です。
ただ私レベルだと余裕で演奏が乱れるので、不穏な空気がしたらマイクから離れるというのが一番の対策かもしれません。
第7位 エフェクターの踏み間違え・踏み忘れ
続いての第7位はこちらです。
これは皆さんよくあると思うんですよね!
些細な間違いであれば全然問題ないのですが、綺麗なクリーントーンを弾かないといけない場面で鬼のようなディストーションサウンドが出てしまうと、完全に曲の雰囲気ぶち壊しです。
もしそのようなエグいミスをやらかしてしまった場合は、乗り切る手段は特に無いので諦めて素直に忘れてしまいましょう。
ライブ終了後、空気次第ではありますが親しい間柄の人には

などとフォローをしても良いかもしれません。
その場合、もし

などと言ってくる親切なエフェクターマニアに遭遇してしまった場合は、終電を言い訳に逃げましょう。
第6位 曲が始まったらチューニングが違った
続いての第6位はこちら。
セットリストによっては、レギュラーチューニング・半音下げチューニング・ドロップDチューニングなどを使い分ける必要があるかと思います。
で、そういう場合は曲の合間のMC中にチューニングを変更したりするのですが、その時に気を抜いてボーっとしているとチューニングを変更するのを忘れてしまうことがあるんですね!
本件に関しても以前に別記事を書いたのですが、このトラブルの場合は直前のチューニングが何だったのか、そして今から弾く曲のチューニングは何なのかによって難易度が大きく変わります。
もう結論から言うと、このトラブルを無くすにはチューニングを変えずに済む環境を作るのが一番です!
私のバンドの場合、
- レギュラーチューニングの曲
- 半音下げチューニングの曲
- ドロップDチューニングの曲
の3種類が混在しています。
そうなるとセットリストではある程度同じチューニングの曲を固める必要があり、以前は実際にそうしていました。
例えば
レギュラー→半音下げ→ドロップD→半音下げ
みたいな無茶苦茶な曲順だと、私が怒りで憤死してしまいますからね。
ただその方法だと、どうしても毎回似たような曲順になってしまうという欠点もあります。
マンネリを打破したかったのかは知りませんが、近年我がバンドは私のチューニング変更にまったく配慮が無い曲順でセットリストが作成されるようになってきました。
じゃあどうするのかと言いますと、私は1音下げチューニング固定で弾くようにしたんですね。
今まで覚えた曲全てのポジションを変更する必要があったので、それはそれで泣きそうになりましたが、覚えてしまえば本番でのチューニング忘れはあり得ません。
トラブルが起こらないように注意するのではなく、そもそもトラブルが起こらない環境を作る。
この件に限らず、仕事など全ての事柄に対して有効な考え方ですね!
ちなみに、鬼のように開放弦を使いまくる曲など、どうしても1音下げで弾くことが難しい曲はカポタストを使用しています。
こうなると今度はライブにカポを持っていくのを忘れるというトラブルが発生しそうですが、そうなったらもう死のうと思います。
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ライブでのトラブルあるあると、その対処法Part.2【チューニングが違った】
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第5位 MCがスベッた
前半戦最後の第5位はこちらです。
このMCがスベるという現象については、軽く捉える人・重く捉える人が結構分かれそうな内容だと思うのですが、私個人の意見としては結構致命的だと思います。
知らない人のライブを観てる時に、一番サムいことって何か分かりますか??
それはズバリ、MC中の面白くない内輪ネタ・ギャグなんですよね。
学祭だとか、お客さんがほぼ身内の状況であれば、別に内輪ネタでも構わないと思うんですよ。
ただ、対バンで知らないお客さんも一定数いる状況で内輪ネタをやるのは自殺行為です。
顔も知らない人の失敗談とか聞かされて、何が楽しいの??
あと「内輪ネタをする=新規客を相手にしていない」とも捉えられかねないので、天性のお笑いセンスを持っているとかでなければ、MCで冒険するのは避けた方が良いのではないかと思います。
で、私の場合なんですけども。
まだ若かった頃に、ライブのMC中にクルクルパーのボーカルから事前告知無しでいきなりMCを振られたんですよね。
当然喋ることなんて何も考えていなかったピュアな私は突然の出来事に頭がパニックになり、身内にしか通じないようなサムーーーーいギャグを披露したんですね。
そんな無茶をするもんだから会場の空気は
シーーーーーーーーーーーーーーーーン
ってな感じですよ!!
人間の脳は実に都合良くできていて、「本当に嫌なこと」については時間が経つと忘れてくれるようになっているんですね。
どうやら本件は私にとって本当に嫌なことだったようで、今となってはどんなことを喋ったのかすらまったく覚えていません。
ただおぼろげながら、突然振られた私が何かを喋り、場の空気が凍り付いたという事実。
覚えてないけど、詳細を思い出そうとするとなんか死にたくなるというこの現象。
とりあえず私からは
- 内輪ネタはするな
- ムチャ振りはするな
- 笑わせる自信がないなら無理に笑いを取りに行こうとするな
- 無難なMCは、好かれはしないかもしれないが嫌われることもない
これだけをお伝えしたいと思います。
なんか書いてたら段々腹立ってきた。今度別記事で書くかもしれません。
とりあえずMCをムチャ振りするボーカルは〇ね。
以上で前半戦は終了です。お疲れさまでした!
ここまではなんだかんだで微笑ましいレベルのトラブルばかりでしたが、ここからの後半戦は完全に笑えないレベルのトラブルに突入していきます。
それでは後半戦もよろしくお願いします!