こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
みなさんはボーカロイドというものをご存知ですか?
めちゃくちゃ簡潔に説明すると、コンピューターに歌を歌わせることができる的なアレです。
今この記事を見ている人はおそらく

といった人が多いのではないかと思います。
2007年に初のボーカロイドである初音ミクが発表されて、今年でもう12年(2019年現在)。
それに安い買い物でもないし、もし買ったあとでコレジャナイってなったら嫌だしね…。

そういった人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、初音ミクは最新版(V4X)の無料体験版がリリースされているんですね!
そうなると次は、無料体験版でどの程度の曲が作れるの?といった疑問が出てくるかと思います。
というわけで今回、無料体験版と製品版それぞれで曲を作ってみたので
- 無料体験版でどの程度のものが作れるのか?
- 無料体験版と製品版の違いは?
といったあたりを比較検証してみたいと思います。
ちなみに私は無料体験版で以下の曲を作るまで、今まで1度もボーカロイドに触ったことがありませんでした。
ボーカロイドに興味を持たれている方の参考になれば嬉しいです!
-
【はじめてのDTM】初心者がDTMを始めるのに必要な機材一覧!【ボカロP】
続きを見る
作った曲①(無料体験版を使用)
それではまずは、初音ミクV4Xの無料体験版を使って作った曲から聴いてみましょう。
「作った曲」とか言っておいて思いっきりカバーですけど、まぁ細かいことは気にしないでください。
ボーカロイドはメロディーを入力したあと、歌詞の入力以外にヴィブラートだったり、その他にも色々なニュアンスを細かく設定することができます。
この曲が私にとっての初ボーカロイド曲の制作だったので、素人なりに頑張って色々いじくってみたんですけど、どうでしょうか。

というのが、私の率直な感想です。
実際、(音質とかは置いておいて)歌はまあまあ良い感じではないでしょうか?
そりゃ本物の人間と比べるとまだまだ人工的な感はありますし、そもそも良い感じだったとしても凄いのは初音ミクであって私ではないので、私がドヤる意味が自分でも分かりませんが。
結論としては、今までボカロに触ったことのないド素人でも、これぐらいなら作れるってことですね!
すごいぞボカロ!すごいぞ無料体験版!
-
【初音ミク/ボカロ】ラブライブ!のMermaid Festa Vol.1をカバーしました【ハードロック】
続きを見る
作った曲②(製品版を使用)
続いて、こちらは製品版を使用して制作した曲(これもカバーですけど)です。
無料体験版とのクオリティの違いですが、ひとことで言うと使える声の種類に違いがあるだけです。
無料体験版ではデフォルトの歌声(①の曲で使用した声)しか使えませんが、製品版ではソフトな声質のものからハードなものまで、デフォルトを含めて5種類の歌声を使用できます(バンドル版は+英語音声)。
Point
製品版には
- オリジナル(標準的な歌声。体験版に入っているのはコレ)
- ソフト(柔らかい感じの歌声)
- ソリッド(硬く張りのある歌声)
- ダーク(暗い印象の歌声)
- スウィート(囁くような歌声)
- English(英語発音の歌声。バンドル版のみ)
が入っています。
ちなみに②の曲では、オリジナル・ソフト・ソリッドの3種類の歌声を場所によって使い分けています。
ほとんどの部分でソリッドを使用しているので、このような歌声は体験版では作るのがちょっと難しいかもしれません。
やはり使える声の種類が多いと、表現できる幅が広がることは間違いないです。
とはいえ、とりあえず体験してみるだけならば体験版でも十分ですね!
-
【初音ミク】ボカロの名曲『千本桜』をハードロック風にカバーしました【ボーカロイド】
続きを見る
無料体験版の情報
初音ミクV4Xの体験版につきましては、以下のページから進むことによって無料ダウンロードが可能です。
初音ミク本体の他に、DAW上で初音ミクを設定するためのソフトであるPiapro Studio(ピアプロスタジオ)もセットでダウンロードされます。
製品版との違いですが、体験版は基本的に機能制限はなく製品版と同等の操作が可能です。
ただ、インストールしてから39日間の期間限定となります。
インストール後40日目からは、Piapro Studioも含めたすべての機能が使えなくなります。
あと先ほども書きましたが、製品版はデフォルトの歌声以外にも、ソフトな歌い方だったり硬めの声質などが数種類入っていて好きなタイミングで使い分けることができますが、体験版ではデフォルトの歌声しか設定できません。
それでも無料ということを考えると十分に楽しめるし、ボーカロイドが自身のスタイルに合うか合わないかの判断は39日間もあれば十分確認可能だと思いますよ!
動作環境
動作環境については、ここで書くより本家のページを見た方が早いのでリンクを貼っておきます(手抜き)。

あとDAWについてですが、VSTプラグイン(またはAUプラグイン)が動作するバージョンならばほぼ問題ないと思います。
私は無料体験版の制作時、Cubase Essential 5という化石のように古いDAWを使用していたのですが、古過ぎるためにどれだけ頑張って探してもCubase 6以前のDAW対応表は出てきませんでした。
でもちゃんと動いたから大丈夫です!
CPUもメモリも余裕あるはずなのに、たまにかなり動作が重かったけど!
まぁVSTプラグインさえ対応していればかなり古いDAWでも大丈夫だと思うので、そこは自己責任でどうぞ。
最後に
というわけで今回は、初音ミクV4Xの体験版で実際に曲を作ってみて、どれぐらいのクオリティなのかを実際に検証させて頂きました。
正直に言うと細かいニュアンスの設定をひたすら繰り返すのは割と苦行で、

とか思ってたのですが、なんだかんだで曲がある程度カタチになってくるともの凄く楽しいです!
体験版だったらどうせタダなんで、皆様もぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
そして、

となったら製品版を購入しても良いのではないかと思います。
ちなみに私が購入したこの製品版ですが、英語対応の歌声も入っています(「バンドル」と書かれているものが英語同梱版)。
当然ながら、初音ミクの日本語版に英詞を歌わせるとバリバリのカタカナ英語になってしまいます。
英語音声の有無で価格はそこまで大きくは変わらないので、個人的には初音ミクを購入するのであればバンドル版が超オススメだと思います。
もちろん、英語の歌詞を全く歌わせるつもりのない方には英語音声は不要ですけどね。
日本語に比べるとまだまだ発展途上といった感じでかなり扱いは難しいのですが、いずれは英語の曲にも挑戦してみたいですね!
皆様もぜひボカロを楽しんでみてください\(^o^)/