音楽

絶対音感とは?メリット・デメリットについて保持者に質問攻めしてみた【前編】

2017年3月30日

こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。

皆さまは「絶対音感」「相対音感」という言葉を聞いたことがありますか?

 

おそらく多くの方が、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないかと思います。

また、何かしらの楽器を触っている人の中には大まかにはどのような内容なのか、ご存じの人も多いのではないでしょうか。

 

私自身は絶対音感を持っていない、いわゆる相対音感を持っている人間です。

今回、絶対音感を持っている親しい知人に色々と話を聞くことができたので、

  • 絶対音感とは
  • 世間一般の絶対音感に対するイメージは本当なのか
  • その能力について、相対音感との比較

 

このあたりを掘り下げていきたいと思います!

 

なお、かなり話が長くなってしまい記事にしてみたら結構な分量になってしまったので、前編と後編の計2回に分けてお送りさせて頂きます。

Point

本記事はあくまで、世に多数存在する絶対音感保持者の中で1人に対して話を伺ったものであり、全ての絶対音感保持者に当てはまるとは限らない点があることをご了承ください。


絶対音感とは

絶対音感について、まずはWikipediaの説明を見てみましょう。

絶対音感(ぜったいおんかん、英語:perfect pitch)は、ある音(純音および楽音)を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である。狭義には、音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記を使用して表現できる能力である。

Wikipediaより引用

難しくて分かりにくいのでものすごく簡単に説明しますと、何らかの音を聞いた時にそれが「ドレミ~」で認識できるということになります。

 

楽器の奏でる音に限らず、例えば街中での車のクラクションの音や、救急車のサイレンなども「今のはレ♯だね」みたいな感じで、具体的に音名として聞こえるという能力です。

インタビュー開始

今回、インタビューに答えて頂いたのは私の知人であるハリネズミ氏(仮名)です。

絶対音感が「どのような能力なのか」を知識としては知っていても、実際にどこまで音を認識できるのか?

また、私たちのような相対音感を持つ人間とどのような能力差があるのか?

 

このあたりは実際に話を聞いてみないと分からないところもありますよね。

 

 

今回、ウンザリするほど質問攻めさせて頂き、その全てに快く回答頂きましたことをまずはお礼申し上げます。

 

ちなみにハリネズミ氏に協力頂き、音感テストも作成してみましたので良かったら試してみてくださいね!

テストする
【絶対音感所持者監修】音感テストを作成したのでチェックしようぜ(^o^)丿

続きを見る

 

では、インタビューを開始したいと思います!

 

吉岡
こんにちは。今日はよろしくお願いします!
こんにちは。ハリネズミ(仮名)です。

私で答えられる事であれば何でもお答えしますので、よろしくお願いします。

ハリネズミ
吉岡
ありがとうございます。

今日はウンザリするぐらい質問攻めさせて頂きたいと思いますので、覚悟してくださいね!

わかりました(笑)。

今度なんかオゴってくださいね。

ハリネズミ
吉岡
両手で持ちきれない量のうまい棒を着払いで送らせて頂きます。
いらねぇわ。
ハリネズミ

 

本当に「全ての音」がドレミ~で聞こえるのか

 

吉岡
ではさっそく、本題に入りたいと思います。

 

いきなり核心の部分なんですけど、実際のところ本当に「全ての音」の音程って分かります?

 

まだ車のクラクションとか、救急車のサイレンが認識できるっていうのは分からなくもないんですけど…。

もっと音程感のない、雑音みたいな音も分かるものなんですかね??

えーと…正直に言って分かるものもあれば、分からないものもあります
ハリネズミ
吉岡
あ、やっぱりそうなんですね(笑)。
というか、ひとことで絶対音感と言っても、個人差がありますからね。

本当に全ての音が分かる人もいるかもしれませんけど…私はそこまでではないです。

ハリネズミ
吉岡
なるほど。

我々のような相対音感を持つ人間でも、訓練した人とそうでない人では、認識能力にかなりの差はありますもんね。

それと似たようなものなんでしょうか。

うーん…。

絶対音感って大人になってから訓練して、どうにかなるものではないと思いますので…。

 

あと、幼少期にどれぐらいの訓練を受けたか、そして本人の素質的な部分が関わってくるかと思うので、相対音感の訓練とは微妙に違う気はしますけどね…。

 

もちろん、「絶対音感がある=相対音感の人よりも音楽の素質がある」ということではありませんよ。

絶対音感を持っていなくても、私よりも才能に溢れている音楽家なんていくらでもいらっしゃるでしょうし。

ハリネズミ

絶対音感には個人によってレベル差がある

 

吉岡
先ほどの話の中で「絶対音感にも個人差がある」ということでしたが、それについてお話を伺いたいと思います。
はい。

周りに絶対音感を持っている人ってあんまりいないので、自分以外のことはあまり分かりませんけども。

ハリネズミ
吉岡
では、まずこちらのエピソードを見て頂いてもよろしいでしょうか。

これは昔放送していた某ドラマで、絶対音感を持つ音楽家が殺人事件の犯人だったという話です。

 

被害者を殺害した際、犯行現場の部屋に置いてある水槽のポンプの音と、窓の外から聞こえる雨の音が不協和音を奏でていたため、犯人にはどうしてもその音が耐えられなかった。

そのため、犯人は水槽のコンセントを抜き、後始末をして現場を去った。

 
 

後日に刑事が犯行現場を確認した時、水槽の中の熱帯魚が全て死んでいたことが気に掛かり調べてみると、犯行と関係のない水槽の電源が抜かれていることを発見。

それにより「犯人は絶対音感の持ち主である」と断定した。

 

吉岡
某ドラマというか、隠す意味もないので申し上げるとコレは古畑任三郎なんですけども、こちらのエピソードを読んでハリネズミさん的にはどう思われますか?

 

まずはそんな強引な推理あってたまるかとツッコみたくなるところですが、今回はあくまで絶対音感の話がテーマなので推理内容は一旦置いておきます。

この犯人は、かなり高度な絶対音感を持っていると思われるのですが。

私、古畑任三郎好きでしたよ。

「シ♭ミ♭シ♭ファミ♭シ♭シ♭ミ♭シ♭ファ~♪」のテーマのやつですね。

ハリネズミ
吉岡
おぉ…やっぱり覚えている曲はすぐに音名が出てくるんですね!

ていうかフラット多いな(笑)!

 

…で、どう思います、これ(笑)?

すいません(笑)。

まぁ、これぐらい音に敏感な方もいらっしゃるのかもしれませんね。

私もこのレベルの人にお会いしたことはないですけど。

 

ひとつツッコむとすれば、ポンプの音がなくてもそもそも雨音だけでも十分に不協和音が鳴っていますけどね。

ハリネズミ
吉岡
え、そうなんですか?
雨音って結構音が重なってますからね。

その時にもよりますけど、例えばソ#あたりの、思いっきり不協和音も鳴ってますよ。

ハリネズミ
吉岡
なるほどー。

私には音程はさっぱり分かりませんが、確かに雨音って単音ではなさそうですもんね。

 

ところで、ハリネズミさんは雨音を不協和音と認識できるんですよね?

それを聞いていて、このドラマの犯人のように気分が悪くなったりしないんですか?

うーん…私はならないですね。
ハリネズミ
吉岡
それは不協和音が気にならないということですか?
そもそも私、不協和音ってそんなに嫌いじゃないんですよね(笑)。

 

あとは、普段意識して聞くと大体の音の音程は分かるんですけど…

無意識という名の意識下として認識するよう「耳を閉じる」という感覚で認識することにより、音程感を意識せずに聞くことができますね。

ハリネズミ
吉岡
上記の太字部分は発言を100%そのまま書き出させて頂きましたが…ごめんなさい、何言ってんのか全然意味が分からないです(笑)。

要するに「耳を閉じる」ことにより、音程を意識せずに過ごすこともできるし、逆に意識さえすれば大体の音程は分かる、という感じでしょうか。

 

要約してもなお「耳を閉じる」の感覚がよく分かりませんが…(笑)。

絶対音感の能力を意識的にON/OFFできるということでしょうか?

なんと言いますか…例えば

「これは音程のある音ではなく、これはただの足音だ…これはただのドアの閉まる音だ…」

みたいな感じで、自分にムリヤリ暗示を掛けるというか。

思い込むことで、多少は音程を気にせずにいられるようになります

 

ただ、それができるのはあくまで元々音程の聴き取りにくい音だけであって、楽器の音のように聴き取りやすいモノはどう頑張っても音程を聴き取れてしまいますけどね。

 

ガラスのコップを箸で叩いた時の音、ぐらいまでは頑張ればギリギリ「音程の呪縛」から逃れられます。

それ以上ハッキリした音はもう逃げられませんね(笑)。

ハリネズミ
吉岡
へぇー、分かったような分からないような…。

 

というか、マンガに出てきそうなぐらい超都合の良い能力ですね(笑)!

音楽やるのに最強の能力ですね、それ(笑)。

私は物心がついた頃からずっとこうなので、都合のいい能力なのかは分かりません。

でも確かに相対音感の方の話を聞く限りでは、この耳は音楽をやるのには有利かもしれませんね。

 

まぁ私、音楽の道には進んでいないですけど(笑)。

ハリネズミ
吉岡
それではついでにもう一つお聞きしますが、黒板やガラスを爪で引っ搔いた時のキーッという音、あるじゃないですか。

私のような相対音感を持つ人間には、音程以前の問題でただ気持ち悪い音という感じなんですけど、あの音についてはどう思いますか?

 

やはり「〇〇という音程の音」という認識が先に来て、気持ち悪いとかいう感覚は後回しになるのでしょうか。

いや、普通に気持ち悪いですよ(笑)。

ただ、その音の音名について問われれば、答えることはできますね。

ハリネズミ
吉岡
なるほどー…。

 

では少し話を戻します。

先程のドラマの犯人ですけども、これだけ高度な絶対音感を持っているのであれば、ポンプ以前に雨音だけで気分が悪くなるんじゃないの?という気がしますが、どうなんでしょうね。

私には分からない感覚ですが、そんな気はしますね(笑)。

 

ここまで高度な感覚を持っていたら、日常生活すらも大変だなぁとは思います。

多分ですけど、私のように「耳を閉じる」みたいなことができる人が多いんじゃないでしょうか。

そうじゃないと、街中に住んでいたらそれだけで発狂すると思いますよ(笑)。

防音室に住んで、引きこもらないと外界では常に何かしらの複数の騒音(=不協和音)が聞こえますからね。

ハリネズミ
吉岡
それだったら、犯人は水槽のポンプの音なんか気にせずに耳を閉じて部屋の後始末をしたら、犯人だとバレることもなかったと思うんですけど…ちょっとおバカですね(笑)。
まぁ、フィクションですから(笑)。
ハリネズミ

 

2017/4/3追記

上の会話で出ていた「無意識という名の意識下として認識するよう「耳を閉じる」という感覚」という発言について、ハリネズミ氏より「記事が投稿されて改めて確認したけど、自分の発言ながら意味不明ですね」というお言葉を頂きました。

相対音感と比較してのメリット

 

吉岡
では、続いては相対音感と比較した場合のメリットとデメリットについて、お伺いしたいと思います。
メリット…うーん…。

多分私に限らず、絶対音感を持っている人はあまり持っていることをメリットだと思ってない人が多いんじゃないかと思いますね。

ハリネズミ
吉岡
ネットで調べたところ、そのような意見はよく見られますね。

そもそも私たちは音の捉え方が根本的に違うと思うので、ある種分かり合えない部分というか、相手のことが理解できないのでそもそも比較して考える機会も少ないのでしょうね。

 

ただそれで終わらせてしまうと話が進まないので、私がいくつかメリットをひねり出すので、それについての意見をお願いします(笑)。

分かりました(笑)。
ハリネズミ

 

吉岡
ではまずはメリットですが、言うまでもなく音を聞いただけで音名が分かる

これは楽器を演奏する人間にとっては非常に大きなアドバンテージだと思いますが、いかがでしょうか。

そうですね…その部分に関しては確かに有利になることも多いのかな、と思います。
ハリネズミ
吉岡
パッと思い付くところだと…耳コピや暗譜が早かったり、チューナー無しでチューニングがある程度正確にできる、とかでしょうか。

 

耳コピが早い

 

吉岡
これは、私のようなギターを弾く人間にとっては夢のような能力ですよね!

私ホントに耳コピが苦手なんですよ。

ちょっと速弾きのソロとかになると、もう訳が分からなくなって「よく分からんから適当に弾いたれっ!」ってなります(笑)。

私の場合だと、ある程度速くても、音が聴き取れるのであれば音名を拾う事はできますね。

ただ以前、吉岡さんに聴かせて頂いた曲のイントロ、あれとかはさすがにちょっと分からないです。

ハリネズミ
吉岡
あー、Jason BeckerのPerpetual Burnですね。

演奏が速過ぎるのか録音環境がイマイチなのか、スロー再生しても音の輪郭が溶けているというか、訳が分からないですもんね、あれ(笑)。

 

参考:Perpetual Burn / Jason Becker

この曲のイントロ部分は、さすがに一聴しただけではよく分からないそうです。

 

曲を覚える=暗譜

 

吉岡
これも先程までの話と重複するところがあるのですが、私のような相対音感の人間が曲を覚える場合、「聴き取った音が、何の音名であるかを調べる作業」が出てきます。

 

要するに聴いた音と、それをどうやって弾くかの紐付けに、ワンクッション挟まないといけないんですよね。

 

相対音感の方でも熟練者であれば、限りなくスピーディに作業できるとは思いますが、結局は「聴き取った音の音名」を探る作業は必須です。

 

それに対して絶対音感を持っている場合は、曲を聴いた時点で音名の把握も完了しているので、すぐに正確に弾くことができますよね。

そして曲を完全に暗記した場合は、それがイコール暗譜にもなる

極端な話、覚えている曲は頭の中で五線譜に変換できる

 

私なんかは頻繁に聴いていてよく知っている曲でも、長い間弾かなければ「あれ、この次どのポジションで弾くんだっけ?」みたいなことが起こり得ます。

しかし絶対音感を持っている場合、弾くべき音を覚えてさえいればそれが暗譜にも繋がるため、このようなことはないのではないかと思います。

このあたり、いかがでしょうか?

話ながっ(笑)!!

 

まぁ、大体吉岡さんの仰ってる感じじゃないでしょうか。

私、何も話す必要ないような(笑)。

 

しいて付け加えるならば、吉岡さんが仰る状態は「弾き方を知っている楽器限定」ですよね。

つまり例えば、ドの音であればピアノだとどこの鍵盤を押さえるのか、ギターだとどの弦の何フレットを押さえるのか熟知していなければ、音名が分かったところですぐに弾くことはできないですしね。

 

確かに、完全に暗記していたら、次のパートの弾き方で悩むみたいなことはないです。

私の場合、そもそものメロディーを忘れてしまうことが多いですけど(笑)。

ハリネズミ

 

チューナー無しでチューニングが可能

 

吉岡
次は、チューナー無しで楽器のチューニングが可能、というメリットについてです。

実際のところ、どこまで正確にチューニングできるんでしょうね?

これは一口に絶対音感があると言っても、人によって個人差が大きいんじゃないでしょうか。

完璧なピッチで合わせられる人もいれば、かなりざっくりにしか合わせられない人もいると思いますよ。

ハリネズミ
吉岡
ハリネズミさんの場合はどうですか?
私は学生時代にブラスバンドをやってまして、そこでアルトサックスを担当していたんですよ。

当時の顧問の先生が結構厳しい人だったので、チューニングもかなりシビアにさせられました。

お陰様でA=440Hzの基準についてはかなり叩き込まれたようで、大体誤差1Hz前後ぐらいであれば、合わせられると思います。

 

まぁ、結局は1Hzでもズレてたらダメですし、チューナーを使った方が間違いないですけどね(笑)。

ハリネズミ
吉岡
なるほど…アルトサックスってチューニングとかあるんですね、初めて知りました。
そっちかよ。
ハリネズミ

相対音感と比較してのデメリット

 

吉岡
続いては、絶対音感を持っていることによるデメリットをお伺いしたいと思います。
私が思うのは

絶対音感が相対音感と比べて、絶対的に素晴らしいという価値感

みたいなものが、世間一般の印象としてあるんじゃないかと思うんですよ。

イメージが独り歩きしているというか…。

 

決してそうじゃなくて、

絶対音感を持っているが故に、楽器を演奏する時に不利になることもある

ということをお話したいですね。

ハリネズミ

 

「移動ド」での認識ができない

 

吉岡
では1つ目のデメリットを見てみましょう。

楽器を演奏するにあたり、移動ド」「固定ドという考え方がありますよね。

 

絶対音感を持っている人は音と音名が明確に結びついているため、「固定ド」の考え方が基本であり「移動ド」の考え方は難しいのかな、と思うんですが。

実際、このあたりはどうでしょうか。

 

■移動ド・固定ドについて超簡単に説明(ここをタップ or クリック)■

 

 

まさしくその通り(笑)!

私は「移動ド」について、理屈として言いたいことは分かるけれど、そのように認識するのは無理です。

 

例えばヘ長調の主音はファであって、それはもうファにしか聞こえないんですよ(笑)。

私にはどう頑張ってもそれをとして認識することはできません。

ハリネズミ
吉岡
なるほど。

これもやっぱり人によって差があるんでしょうか。

あるんじゃないですかね。

イメージですけど、音感が強ければ強いほどに移動ドを認識するのは難しいんじゃないかと思います。

訓練したら、何とかなるのかもしれないですけどね…私には無理でした。

 

だって、そう聞こえるんだから仕方ないんです(笑)。

ハリネズミ

 

移調楽器の演奏が難しい

 

吉岡
続いて2つ目はコレです。

移調楽器の演奏が難しいということですが、私いまいちピンと来てないので…説明して頂いてもいいですか?

まず移調楽器についてですが、楽譜に記載されている音と、実際にそれを出した時の音が違う楽器なんですよ。
ハリネズミ
吉岡
ごめん、意味が分からない(笑)。
とりあえず、ググろうか(笑)。
ハリネズミ

 

ググりました。

 

吉岡
なんとなく、理解できたような気がします。

とりあえず話を進めてください。

で、その移調楽器なんですけど、絶対音感を持っていると演奏するのがメチャクチャ難しいんですよ。
ハリネズミ
吉岡
なんとなく分かってきました。
先ほど、私は吹奏楽でアルトサックスを吹いてたと言いましたけど、まさしくこのアルトサックスは移調楽器なんですよね。

 

で、この移調楽器の記譜っていうのは、移動ドの考え方で書かれているんですよ。

なぜかと言いますと、同系統の異なる楽器(この例でいうならばソプラノサックスやテナーサックスなど)に持ち替えても、なるべく違和感がなく演奏できるための配慮です。

ハリネズミ
吉岡
むむむ…。
ソプラノサックスやアルトサックスは、指の押さえ方が基本的に同じです。

ただ、同じ押さえ方をしても出る音の高さは違います

 

違う楽器でも同じ押さえ方をする場合、五線譜上の高さが同じだと、楽譜を見ながら演奏する時に分かりやすいじゃないですか。

ハリネズミ
吉岡
あ~、確かにそうかもしれないです。
ただ、その演奏しやすいっていうのは「移動ド」で認識できる人の話であって、私のように「固定ド」でしか認識できない人間にとってはめちゃくちゃ混乱するんですよね。

 

例えば顧問の先生が「ドを出してくれ」って言うじゃないですか。

で、を出す押さえ方でアルトサックスを吹くと、実際に出る音はミ♭なんですよ。

実音としてのドを出すには、アルトサックスではラを押さえないといけない

ハリネズミ
吉岡
うん、よく分からないんでとりあえず白猫プロジェクトの協力行きません?
話聞けやっ(笑)!!

 

とにかく、この「出そうとしている音」と「実際に出てくる音」が違うというのが、物凄く混乱するんですよ。

なので私は部活で演奏する際、自分の演奏するパート全ての楽譜を「固定ドで書かれた楽譜(実音)」に書き直しましたからね。

もう本気で大変でした。

ハリネズミ
吉岡
なるほどー。

つまりは、絶対音感を持っていても良いことばかりではない、ということですね。

かなり強引にまとめましたね。
ハリネズミ
吉岡
ちょっと記事が長くなり過ぎて、まとめるのが大変なので(笑)。

 

今回は一旦ここで中断としまして、続きは【後編】にてお送りさせて頂きたいと思います。

ここまで見て頂き、ありがとうございました!

ハリネズミさんも、ここまでありがとうございました。

引き続き後半でも、よろしくお願いします!

いえいえ、お役に立てたならば何よりです。
ハリネズミ

 

後編へ続きます!

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絶対音感とは?相対音感との違いについて保持者に質問攻めしてみた【後編】

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