こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
エレキギターを買いたいとは思いつつも、ギター本体以外に一緒になにを買ったらいいか分からないという人って結構いるんじゃないかと思います。
というわけで今回は、はじめてのエレキギターを買うにあたってギター本体以外に買い揃える必要があるものをまとめ、それらを
- 絶対に必要なもの
- 出来れば持っておきたいもの
- お金に余裕があれば、持っていてもいいもの
という3段階に分けました。
ぜひともギターを買いに行く時の参考にしてくださいね!
目次
絶対に必要なもの
まずはじめは、これがなければ話にならないというレベルの必需品を見ていきたいと思います!
最初はなるべくお金を掛けたくないという人や、そもそもお金がないという人もいらっしゃるかと思います。
そういった人は、まずは最低限この項目のものだけを買っておけばとりあえず何とかなります\(^o^)/
ギター本体
まずはギター本体です。
書くまでもないかと思いますが、まぁ一応ね!
そもそもギターを始めるのにコレ買わないって、ゲーム機を持ってないのにソフトだけ買うみたいなものですもんね。
ただ、もう既に買う予定のギターが決まっている人はいいんですけど、
という人もいるかと思います。
そのような人へ向けて「最初の1本には、どんなギターを買うべきか」について、別の記事に細かく書かせて頂きました。
まだどんなギターを買おうか悩んでいる人は、以下の記事を参考にして頂ければと思います!
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アンプ
続いてはアンプです。
エレキギターはアコースティックギターと違い、アンプに繋いで音を出すのが前提の楽器です。
ちなみに写真のアンプはMarshallのAVT 20という、自宅練習にも程よいサイズで私が家でギターを弾くのに長年愛用しているアンプです。
とりあえずはじめてのアンプを買うのであれば、そこまでメーカーにこだわらなくてもOKです。
たとえば、こんな家庭用サイズで「本格的なマーシャルの音」とか厳しいですし、練習しているといずれはエフェクターが欲しくなると思いますので。
ヘッドフォンアンプ
エレキギターを弾きたいと思っているけれど、家の壁が薄い・家族に迷惑をかけたくないなどの理由で、アンプで音を出せないという人もいるかもしれません。
そういった人は、アンプの代わりにヘッドフォンアンプを使ってギターを弾くという手段があります。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / HA400 Microamp (4chヘッドホンアンプ)
ヘッドフォンアンプとは、こんなやつです。
エレキギターって、本体に普通のヘッドフォンを直接差し込んだだけでは音は出ないので、アンプに繋がないのであればこのような機器を繋ぐ必要が出てきます。
ヘッドフォンアンプを使うと、ヘッドフォンやイヤホンでギターを音を聴くことができるので、大きな音を出せない環境の人にはおすすめです。
シールド
CANARE ( カナレ ) / LC03 BLACK (楽器用ケーブル3m)
シールドとは、ギターとアンプを繋ぐケーブルのことです。
必要な本数を購入しましょう。
ギターからアンプに直接接続なら、1本でOKです。
間にエフェクターを挟むならその都度、必要本数を追加します。
安物すぎるとすぐに接触不良を起こす粗悪品も多いですが、いきなり高級品を買う必要はないと思います。
基本的にシールドは消耗品なので、高いものを使用しているとその分お金がかかります。
もちろん高級品の方が作りは良いので寿命も長いですが、それでも結局は消耗品であり、いずれは接触不良などで買い替えの必要が出てきます。
ストラップ
FENDER ( フェンダー ) / 099-0681-000 (モノグラムストラップ)
ストラップは、ギターを立って弾く時に肩に掛けて使います。
家で座って弾くのがメインであっても、ストラップは使用しましょう。
アンプのボリュームを調整する時など、ちょっとした移動の際にわざわざギターを置かなければならないのは面倒ですし、座ってギターを抱えている時にうっかり両手を放しても、誤って落としてしまうこともありません。
また、いずれライブを考えているのであれば立って弾く練習も必須であるので、ギターと一緒に購入しましょう。
チューナー
BOSS ( ボス ) / TU-12EX (ギター/ベース用チューナー)
ギターのチューニングをする際に、チューナーは必須です。
定番は画像のTU-12EXやTU-3あたり(どちらもBOSS製)なのかなと思いますが、財布と相談しつつ見た目で選んでも特に問題はありません。
針の動きや、表示が見やすいものが使いやすいです。
また、チューナーの他に音叉でチューニングをするという方法もあります。
しかし慣れないと時間が掛かる上に、チューナーを使用した方が遥かに正確に合わせられます。
音叉はチューナーよりも安価ですが、「チューナーがトラブルで使用できなくなった時の保険」ぐらいの位置付けで考えておいた方が良いです。
よって、普段はチューナーがあれば音叉は不要です。
ピック
JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / Tortex Pitch Black Jazz/0.60
ギターを弾くにあたりピックは必需品です。
ピックにはいろいろな材質・形状のものがあり、どのタイプが最適かは人それぞれです。
最初はオニギリ型、またはティアドロップ型と呼ばれるスタンダードなものか、もしくは好きなアーティストが使用しているピックなどでも良いかと思います。
参考までに、私がギターを始めて間もなかった頃はX JAPANのhideモデルであるティアドロップ型のピックを使用していました(今は同じやつは無いみたいです)。
現在は画像のJim Dunlop社製のTortex Pitch Black Jazzというピックの、0.6mmの厚みのものを使用しています。
交換用の弦
DADDARIO ( ダダリオ ) / EXL120 エレキギター弦(09-42)
続いては、ギターの交換用の予備の弦です。
ギターを購入した時には弦が張られているので、これいるの?と思う人もいるかもしれませんが…。
最初から張られている弦って、多くの場合張られてから時間が経っています。
また、自分自身が買うまでの間に他の誰かが楽器店で弾いたりしている可能性もあるので、そうなると新品の時よりもサビていたりするんですよね。
ですので、買った時の状態の弦を数ヶ月も交換せずに使用するのは難しいので、あらかじめ数セットの予備の弦を購入しておきましょう。
弦の交換頻度は人によって様々ですが、弦は弾く時間が増えれば増えるほど早く錆びます。
ほぼ毎日弾く前提で考えるならば、早い人なら毎日、遅い人でも1~2ヶ月に1回は交換していると思います。
後述するフィンガーイーズなどを使って、メンテナンスすることで多少寿命を延ばすことはできますが、それでも限界はあります。
また、演奏中に弦が切れることもありますので(劣化すればするほど切れやすい)、そんな時に予備が無ければ、弾くことができなくなってしまいます。
常に2~3セットぐらいは予備があるようにしておくと、いつ交換するとなっても安心です。
人によって使用する弦はバラバラなので、コレがオススメ!というメーカーはありません。
あえて言うなら、D'Addario(ダダリオ)とErnie Ball(アーニーボール)の2つが最も有名どころであり、使用しているプロも数え切れないほど存在する割にそんなに高くないので、迷った場合はこのどちらかから選んでおけば無難ですよ!
【初心者向け】エレキギター弦の選び方を徹底解説!【おすすめのメーカー】
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あとメーカーの他に、弦の太さも多くの種類が用意されており、太さが異なると弾き心地やサウンドにも大きく影響します。
どれが自分に合っているのかはギターを弾いていく中で自分の好みを見つけていくしかありませんが、最初に選ぶのであれば「09-42」「09-46」「10-46」あたりが無難です。
弦の太さの見方
ギターの弦の太さは通常インチ(Inch)単位で表示され、例えば上記の「09-42」であれば「1弦の直径が0.009インチで6弦の直径が0.042インチ」という意味になります。
ギタースタンド
ZENN ( ゼン ) / GS1 Black (ギタースタンド)
購入したギターを立て掛けておくスタンドです。
1台だけ立て掛けることができる、スタンダードなタイプのもので問題ありません。
少し高いものになると、立て掛けるのではなくスタンドにギターヘッドを引っ掛けて吊るすタイプのものもあります。
これだとネックに負担がかからない上、誤ってギターを倒して破損させてしまうことが防げるので、お金に余裕があるならばこちらのタイプの方がオススメです。
フライングVなどのような変形ギターの一部は、こちらのタイプじゃないとそもそも立て掛けられないものもあるので、変形ギターを購入する際はギタースタンドが対応しているかどうか、注意してくださいね。
またラッカー塗装のギター(レスポールなど)は、ギタースタンドのゴム部分に長時間触れているとゴムが溶けてギターに付着したり、ゴムに触れていた部分の塗装が剥がれることがあります。
上記のヘッドを引っ掛けるタイプのスタンドを使用したり、またはスタンドのゴムのギターに触れる部分に布を巻くなど、対策が必要です。
ニッパー
ギターの弦を交換する時には、交換後に余った部分をカットするためにニッパーが必要になります。
どんなものでも構いませんので、ニッパーは1つ用意しておきましょう。
ただ小さ過ぎるものは太い弦を切るのに苦労するので、避けた方が無難です。
頑張ればニッパーを使わなくても金属疲労を利用して弦をへし折る事もできるのですが、あくまで可能というだけでメリットは無いので、大人しくニッパーを使用した方が間違いないです。
出来れば持っておきたいもの
ここからは、絶対に必要という訳ではないけれど、できれば持っておきたいというアイテムになります。
よほど予算が無い場合などを除いては、最初のうちに購入しておいた方が無難です。
フィンガーイーズ
フィンガーイーズとは、ギターの弦潤滑剤です。
要するに、弦の滑りを良くしてフィンガリングをしやすくするためのスプレーです。
これをスプレーすると弦がツルツルになってよく滑るので、横移動の多いフレーズを弾くことが多い人は使用率が高いです。
また、このスプレーには弦のサビ・汚れを除去してくれる効果もあります。
私は潤滑剤としてよりも、主にサビ取りとして弦を長持ちさせるために使用しています。
弦というかネックに直接スプレーしたり、クロス(布)に吹き付けて弦に塗布する人もいたりと使い方は様々ですが、私はティッシュペーパーに軽く吹き付けて、その部分で弦をつまんでサビ・汚れを拭き取っています。
毎日のように頻繁に弦交換する人は気にしなくても良いかと思いますが、なるべく長持ちさせたいということであればフィンガーイーズは必須アイテムになってくると思います。
ストラップロック
JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / LOK STRAP (ストラップロック)
ストラップロックとは、ギターに取り付けたストラップが外れないようにロックするものです。
通常、ギター本体にストラップを取り付ける場合はストラップの穴にギターのピンが引っ掛かっているだけの状態なので、少し激しい動きをした場合などに取れてしまう事があります。
場合によっては思いっきりギターを落としてぶっ壊すこともあるので、ストラップが外れないように対策はしておきたいところです。
ストラップロックにも色々な種類があるのですが、私は画像のJim Dunlop社製のストラップロックをおすすめします!
このタイプだと、ギター側に加工が不要であり取り付けも簡単、そして値段も非常に安い(1個200円ぐらい。2つで400円)!
見た目が好きじゃないというような人を除けば、これを選ばないメリットは無いと思います。
プラスチック製ですが、耐久性もまず問題ないです。
私はこれを使用して今までに10年以上、数十回はライブでも使ってますが、未だに1度も壊れずに使えています。
万が一壊れたとしても、安いので買い替えが容易なのもポイントが高いですね。
上記のもの以外だと、金属製のストラップロックがよく使われています。
SCHALLER ( シャーラー ) / SECURITY LOCK C (ストラップロック)
私は昔、このSchaller社製のものを使用していたことがあります。
注意点として、まずギターによってはストラップピンを付属のものに交換する必要があります。(交換自体はドライバー1本ですぐできます)
そして金属パーツ同士が接触するのでカチャカチャと接触音が鳴る(演奏には支障ありません)こと、そしてこのパーツ同士が接触する事により、長年使用しているとピンが削れてくることなどが、個人的には気になりました。
また、プラスチック製に比べるとほんの少しですが値段も高いです(1,500円弱ぐらい)。
見た目的に金属製のものを使いたいという人以外は、最初に挙げたプラスチック製のストラップロックの方が、個人的にはおすすめですね。
お金に余裕があれば持っていてもいいもの
ここでは、ギターを購入する時点ではそこまで必須ではないものだったり、または買うかどうかは財布と相談、というものを取り上げたいと思います。
エフェクター
BOSS ( ボス ) / OD-3 (ギター用エフェクター/オーバードライブ)
エフェクターはギターから出る電気信号を加工し、音色を変えることができるアイテムです。
あまりにも種類が多すぎるので、ここで全部を説明することはできないのですが…ギターを始めておそらく一番最初に欲しくなるのは歪(ひず)み系エフェクター(オーバードライブやディストーションなど)であることが多いのかな、と思います。
家庭用の小さいアンプは、あんまり歪まないものが多いですし。
持っているアンプで歪ませることができない場合、歪み系エフェクターを持っていないと音を歪ませることはできません。
ただ、多くのアンプは少しぐらいは歪ませることができるので最初はそれで練習し、アンプの歪みでは物足りなくなったり、お金に余裕ができたらエフェクターを購入するのが良いかと思います。
歪み系以外のエフェクターについても、必要性を感じた時に買い足せばOKです。
レモンオイル or オレンジオイル
HOWARD ( ハワード ) / Orange Oil (オレンジオイル)
レモンオイルまたはオレンジオイルは、ギターのメンテナンス用品の一つです。
主にギターの指板に付着した汚れを取り除き、乾燥を防いでくれる働きがあります。
弦を交換するタイミングでギターの掃除をする際に使用します。
私は画像のオレンジオイルをティッシュペーパーに染み込ませ、指板の掃除をしています。
かれこれ10年以上はこのオレンジオイルを使用していますが、ケチり過ぎているのか分かりませんがまだ1/5程度しか減っていないので、おそらく一生使い切ることはないと思われます。使用期限とかあるんかな…。
ストリングスワインダー
ARIA ( アリア ) / AW-1 (ストリングスワインダー)
ストリングスワインダーとは、ギターのペグを回す際に使用するハンドルです。
手で回しても全然問題ないのですが、弦交換時など大量に回す際はこれがあると便利です。
これがあると便利という事で、別名アルトベンリとも呼ばれています(本当)。
私は以前持っていましたが、紛失したので今は使用していません。
ドライバー
ギターのメンテナンスや調整をする時に、ドライバーが必要になることがあります。
例としてピックアップの高さ調整、ピックガードの取り外し、その他一部のパーツの取り外しなど(多くがプラスドライバー)。
既に持っていればそれで問題ありませんが、持っていないのであれば用意しておいても良いかと思います。
六角レンチ
弦高調整など、ギターの各種調整に六角レンチが必要になる機会は多いです。
ただ、ギターを購入した時に必要最低限の六角レンチが付属していることが多いので、そこまで気にしなくても良いかもしれません。
紛失してしまったり、パーツを交換した場合などは新たな六角レンチが必要となりますので、その際に改めて購入する、ぐらいで良いかと思います。
購入の際は、規格がインチとミリの2種類あるので、どちらが必要かを事前に調べた上で間違えないように注意しましょう。
大体同じサイズだからといって違う規格のレンチで調整すると、六角穴の破損に繋がります。
大まかにはアメリカメーカーの機器はインチ規格、日本やヨーロッパメーカーの機器はミリ規格のものが多いです(例外あり)。
接点復活剤
ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / Metal Contact (接点復活剤)
エレキギターは電子機器ですので、ある程度使用しているとケーブルの接続部分や、各種スイッチに不具合を生じる事があります。
具体的には、ボリュームノブを回すとガリガリとノイズが出たり、シールドを接続しても接触が悪く音がしっかりと出ない、といった症状です。
これは断線には至っていないけれど、金属の接触する部分がサビや汚れなどで接触不良を起こしていることが原因ですので、そんな時にこの接点復活剤を使用します。
使用方法としては、接触不良を起こしていると思われる部分(ノブの根元やギターのジャック部分)にこの接点復活剤を吹き付け、何回かノブをグルグル回したりシールドの抜き差しを行います。
交換が必要なほど劣化していなければ、これでとりあえずは治ることが多いです。
ギターを買ってすぐに必要になるようなものではありませんが(買ってすぐ接触不良を起こすようなら、それははんだ付けなどの配線処理が元々悪いと思われます)、余裕がある時に1本用意しておくと、いざという時に重宝しますよ!
最後に
今回はギターを始めるにあたり、とりあえず必要そうなものをピックアップしました。
最初のうちは飽きて辞めてしまう可能性もあるので、上で挙げた必要最低限のものだけ買って練習するのも良いと思います。
しかし「楽しむ」事がモチベーション維持、ひいては上達に繋がると思いますので、安物でも良いのでマルチエフェクターも一緒に買って「こんな音を出すことのできるのか!」と自分でサウンドを模索するのが、個人的にはおすすめですね。
少しでも皆様がギターを始める際の参考になれば幸いです!