こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
今回は
- ロックに興味があるので、定番のバンドを知りたい
- これから始めてロックを聴いてみようと思うけど、何を聴いたらいいのか分からない
といった方に向けて、定番中の定番の洋楽ロックバンドをご紹介しようと思います!
かなりの有名どころだけを選びましたので、既に知っている・聴いたことがあるバンドも多いかもしれません。
また、「このバンドが入ってねーよ!」みたいなものもあるかもしれませんが、なるべく偏り無く選んだつもりですが私の趣味と独断と偏見により選ばれているので、その辺はご容赦くださいませ。
私が特に好きな曲の動画(YouTube)と、おすすめアルバムも記載しておりますので、参考にして頂ければ幸いです!
Point
この記事のバンドの掲載はランキングではなくアルファベット順です
【洋楽】「その曲聴いた事ある!…で、誰?」的な名曲20選!【有名だけど…】
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1. AC/DC
まずはオーストラリアを代表する世界的なスーパーロックバンド、AC/DCから。
上の曲はアルバム「The Razors Edge」(1990年)収録の「Thunderstruck」です。
おそらく知らない人でも、彼らの曲をどこかで耳にした機会はあるはず。
シンプル且つタイトな楽器演奏と、唸るようなハイトーンボーカルが特徴の、まさにロックの教科書と言っても過言ではないようなサウンドで世界中で人気を博しています。
デビュー以来、初代ボーカルのBon Scott(ボン・スコット)の死やサイドギターのMalcolm Young(マルコム・ヤング)の脱退などいくつかのメンバーチェンジを繰り返し、今もデビューの頃以来変わらないサウンドでロックシーンの最先端を突き進んでいます。
なお、現在はボーカルのBrian Johnson(ブライアン・ジョンソン)が健康上の理由から一線を退き、Guns N’ RosesのAxl Rose(アクセル・ローズ)が代役を務めています。
AC/DCは歌をメロディアスに聴かせるというタイプのバンドではないので、海外での人気に比べると、日本での人気はそこまでのようです。
とはいえあくまで「海外と比べると」という話であり、日本でもドームツアーが出来るぐらいの人気はありますので、いかに海外で支持されているかが分かりますね。
実際に知り合いの外国人の方と話をしてみても、元々私の周りはロック好きが多いのですが、中でもやはりAC/DCを好きだという方は非常に多いです。
2017年11月18日、バンド創設者の一人であリズムギター担当だったマルコム・ヤング氏の死去が発表されました。
心よりご冥福をお祈り致します。
【AC/DC】AC/DCのギタリスト、マルコム・ヤング(Malcolm Young)死去【訃報】
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Back In Black(1980年)
AC/DCの代表作といえば、アルバム「Back In Black」になるかと思います。
ブライアン・ジョンソンが加入してから最初にリリースされたアルバムなのですが、売れに売れすぎて現在までに全世界でおよそ5,000万枚ぐらいの売上になっているようです。
ケタが違いますね!
これは世界で歴代3番目ぐらいに売れたCDになるみたいです。
Point
ちなみに1番売れたアルバムはマイケル・ジャクソンの「スリラー」で、2番目はピンク・フロイドの「The Dark Side Of The Moon(邦題:狂気)」のようです。
ロックの完成系の一つと言っても過言ではないような名盤です。
2. Aerosmith
続いては日本でも人気のロックバンド、Aerosmith(エアロスミス)です。
上の曲はアルバム「Aerosmith(邦題:野獣生誕)」(1973年)収録の「Dream On」。
映画「アルマゲドン」(1998年)の主題歌となった「I Don’t Want To Miss A Thing」や、テレビのバラエティ番組で使用されている「Walk This Way」など、日本で有名な曲も数多くあります。
先程のAC/DCと比べると、日本人の琴線に触れるようなメロディアスな曲が多く、初めてロックを聴いてみたい、というような方でも聴きやすいのではないかと思います。
1973年にデビューの超ベテランであり、メンバーももう結構いい年にも関わらず、ボーカルのSteven Tyler(スティーヴン・タイラー)は上のDream Onのようなハイトーンの曲を、ライブでキーを下げずに歌い上げるというような超人っぷりを見せつけてくれています。
70歳近くでこんな高音出せるとか、本当に化け物ですね!
Get A Grip(1993年)
1970年代からずっと第一線で活躍していたエアロスミスですが、このアルバムで初めての全米アルバムチャート1位の栄冠を獲得しました。
名実ともにエアロスミスを代表する名盤だと思います。
ハードな曲からバラードまで名曲が勢揃いしており、なんかもうベストアルバムみたいな感じの1枚です。
エアロスミスを初めて聴く方には、個人的にはこのアルバムをおすすめしたいと思います。
3. The Beatles
続いては、20世紀で1番有名であろうイギリスの伝説のバンド、The Beatles(ビートルズ)。
有名過ぎてもはや説明不要なレベルだと思いますので、説明を省きたいと思います。(手抜き)
今世の中に存在するバンドで、ビートルズの影響を受けていないバンドは無いんじゃないか、という程に後世に影響を与えたバンドですね。
若いバンドマンだと、1度もしっかりと聴いたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかしそんな方が好きなバンドや、そのまた更に先輩バンドがビートルズの影響を受けていたりと、ポピュラーミュージックを演奏する上では間接的なものも含めたらビートルズの影響からは逃れられないぐらいに、スタンダードとして世界中に影響を与えております。
Abbey Road(1969年)
ビートルズのアルバムはどれもこれも有名なものばかりなので、ジャケット写真も有名な1969年発表の「Abbey Road(アビイ・ロード)」をピックアップしました。
ちなみに以前にイギリスに旅行した際、このジャケット写真が撮影されたアビイ・ロードに行ってみたのですが、アルバム発売から半世紀近くが経っているにも関わらず、未だに多くの観光客で賑わっていました。
天気もあまり良くありませんでしたが、それでも多くの人で賑わうアビイ・ロード(2016年3月撮影)。
いかにビートルズが世代を超えて愛されているのかが分かります。
このアルバムは現在までに、全世界でおよそ3,000万枚ほど売り上げたようです。
4. Bon Jovi
続いてはこちらも日本での人気も高い、Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)です。
上の曲はアルバム「Slippery When Wet(邦題:Wild In The Streets)」(1986年)収録の「Livin’ On A Prayer」。
このバンドはボーカルのJon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ)が超イケメンな事もありアイドル的な人気もありますが、演奏のレベルは高く、1980年代~現在に至るまでのアメリカのロックシーンを代表するバンドの1つと言っても良いかと思います。
元々はボーカルのジョンを単体のソロアーティストとして売りだす予定だったのですが(楽器隊はバックバンド扱い)、ジョンが
「メンバー皆とバンドでデビューじゃなきゃヤダ」
と言った事により、バンドとしてのデビューとなりました。
性格も男前やな!!
Have A Nice Day(2005年)
全米チャートで最高2位、日本のオリコンアルバムチャートでも初登場1位を記録したアルバムです。
2005年発表という事で、彼らのキャリアの中では割と最近の部類に入るかと思いますが、このような80年代のテイストを持ったハードロックの曲がこの時代にこれだけ売れるというのは、個人的には凄く嬉しいですね。
5. Deep Purple
続いてはハードロック・ヘヴィメタル好きにとっての教祖的存在であるDeep Purple(ディープ・パープル)です。
上の曲はアルバム「Burn(邦題:紫の炎)」(1974年)収録の「Burn」。
個人的にはNo.1ハードロックソングと言えばこの曲を挙げるぐらいに、大好きな曲です。
Ritchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)という、頭のネジがぶっ飛んでるけど「天才」と呼んで差し支えのないギタリストが在籍していた事でも有名ですね。
他にも「Smoke On The Water」「Black Night」「Highway Star」といった有名な曲も数多く作っており、ハードロックを語る上では絶対に外せないスーパーバンドです。
Made In Japan(1972年)
今回おすすめさせて頂くのは、ライブ盤です。
日本では「ライヴ・イン・ジャパン(Live In Japan)」として発表されたこの作品は、1972年に東京と大阪で演奏された曲の中から、クオリティが高かったものをピックアップして収録されています。
ディープ・パープルがノリにノッていた時期のライブ盤である為、とにかく勢いやクオリティがヤバイです。
とりあえずリッチー・ブラックモアのギターが素敵ですね!
そりゃまぁ、現代のテクニカルなギタリストと比べるとテクニックや正確性はちょっとアレですけど、この時代に彼が活躍していなければ、現代のギターテクニックはここまで進化していなかったのではないかと思います。
6. Eagles
続いては世界中で絶大な人気を誇り、日本でも非常に人気のあるEagles(イーグルス)です。
上の曲はアルバム「Hotel California(ホテル・カリフォルニア)」(1976年)収録の「Hotel California」。
この曲は日本でもめちゃくちゃ有名ですね!
有名なヒット曲をいくつも持つイーグルスですが、特にこの曲は群を抜いて有名ですよね。
私はこの曲のギターソロだけでご飯2杯はいけます!
バンドの詳しい活動の詳細については…すまん知らん!
だって私が生まれた頃にはもう解散してたし! その後再結成してたけど!
…とにかく、全米で総売上枚数が1億枚を超えるミュージシャンは5組しかいないようで、その中の1組がイーグルスという事なので、如何にイーグルスがモンスターバンドであるかが分かりますね!(無理矢理なまとめ)
Point
ちなみに全米で総売上1億枚を突破した5組とは、以下のアーティストです。
- The Beatles(ビートルズ)
- Eagles(イーグルス)
- Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)
- Garth Brooks(ガース・ブルックス)
- Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
Hotel California(1976年)
こちらは1976年に発表の5枚目のアルバム、「Hotel California」です。
名前からしてそのまんまですが、イーグルスで最も有名な曲である「Hotel California」を収録している、全世界で2,000万枚以上を売り上げたモンスターアルバムです。
正直、曲単体で見るならば「Hotel California」よりもアルバム「Desperado(邦題:ならず者)」(1973年)に収録されているタイトル曲、「Desperado」の方が個人的には好きですね…。
Desperadoは一旦置いておいて、アルバム「Hotel California」は名曲が揃った紛れもない名盤ですので、ぜひ1度お聴き頂ければと思います!
7. Guns N’ Roses
続いては1980年代後半~90年代前半に掛けて一世を風靡したロックバンド、Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)です。
上の曲はアルバム「Appetite For Distruction」(1987年)収録の「Nightrain」。
1980年代はハードロック・ヘヴィメタルが全盛期だった時代なのですが、中でもクラシック風の旋律を基調とした曲や、高度な演奏技術を「これでもか」とばかりに見せつけるようなものが流行っている時代でもありました。
そんな中、テクニックを前面に押し出す事なく、ブルースを基調とした彼らの武骨なハードロックは逆に新鮮で、1987年のデビューアルバム「Appetite For Distruction」からいきなりの爆発的なヒットを記録します。
もちろん彼らは演奏がヘタな訳ではなく、確かな技術を持った上で、あくまで無意味にテクニックに走るような事はしない、というスタンスですね。
1991年にアルバムを2枚(Use Your Illusion IとUse Your Illusion II)同時発売した後、出す出す詐欺で全然新作を発表しなかったのですが、17年後の2008年にようやく新作の「Chinese Democracy」が発売されました。
ちなみにそれ以降、ライブ活動などはしていますが新作が出る気配はありません。
余談ですがガンズは、ライブで開演時刻を遅らせる事が非常に多い事で有名です。
私は2007年にチャイニーズ・デモクラシーツアーをインテックス大阪に観に行きましたが、案の定結構開始が遅かったですね! 立ったまま待ってるのはしんどかったよ!
ブーイングなどを行うと、それを聞いたボーカルのAxl Rose(アクセル・ローズ)が機嫌を損ねて帰ってしまう可能性が無くはないので、開演まで大人しく待っていましたが…いい大人なんだから、しっかりしようぜ!
Appetite For Destruction(1987年)
こちらはデビュー作である「Appetite For Distruction」(1987年)。
初めてガンズを聴くのであれば、これを聴いておけば間違いない!という名盤ですね。
デビュー作にして全世界で2,800万枚以上を売り上げるという、化け物のようなアルバムです。
アクセルの甲高いボーカルは好き嫌いが分かれそうですが、各曲ともクオリティが高く、今やハードロックの代名詞的なアルバムになっていますので、ぜひ1度は聴いて頂きたい作品です。
8. Jimi Hendrix
続いては、伝説のギタリストとしてあまりにも有名なJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)です。
上の曲はアルバム「Are You Experienced?」(1967年)収録の「Purple Haze」。
ギタリストで彼を知らない人はいないという程に、ロックギターの世界では伝説となっているギタリストです。
多分ね、若い方の中には
とか思う方もいらっしゃるかもしれません。
正直、その気持ちは分からないでもありません。
私も昔は、そう思っていた頃もありました。
でもね、そりゃあ確かに指の動きの速さとか、テクニカルな面においては今のギタリストにジミヘンよりも上手い人なんて沢山いると思うんですよ。
でもこの時代は、今では当たり前となった歪んだ音でリフやギターソロを弾くなんて、誰もやっていなかったんですよね。
こんな演奏法が存在するなんて誰も想像すらしていなかった時代に、いきなり登場してきた訳ですよ。
話が長くなりそうなので一旦戻りますが、ジミヘンは革命的なギター演奏で世のギタリストに影響を与えただけではなく、商業的にも成功を収めます。
27歳という若さで亡くなった為、実際のところは数年間しかプロ活動をしていないのですが、亡くなってから半世紀近く経った今でも多くのギタリストから崇拝される存在となっています。
1流のギタリストであるエリック・クラプトンやジェフ・ベックも、ジミヘンを最高のギタリストとして評価していますね。
Electric Ladyland(1968年)
1968年に発表のアルバム「Electric Ladyland」です。
彼の革新的な音楽はミュージシャンだけでなく一般リスナーにも広く受け入れられ、このアルバムは全米チャート1位を記録します。
ワウペダルを使った印象的過ぎるイントロの「Voodoo Child(Slight Return)」や、作者であるBob Dylan(ボブ・ディラン)に「この曲の権利の半分ぐらいはヘンドリックスのものだよ」と言わしめた名カヴァー曲の「All Along The Watchower(邦題:見張塔からずっと)」など、後世に影響を与えた名曲が数多く収録されています。
とりあえずもう御託はいいから、ぜひ聴いてくださいな!
9. Journey
続いては、こちらもキャッチ―なメロディで日本でも人気のあるバンド、Journey(ジャーニー)です。
上の曲はアルバム「Frontiers」(1983年)収録の「Separate Ways」。
前ボーカルのSteve Perry(スティーヴ・ペリー)が脱退した後、バンドは新しいボーカルを探す事となります。
そこでギタリストのNeal Schon(ニール・ショーン)が、それまで無名ミュージシャンだったフィリピン人のArnel Pineda(アーネル・ピネダ)をYouTubeで発掘し、現ボーカルとして加入が決まった事で話題にもなりました。
アーネルは歌唱の実力は紛れもない本物だったのですが、Journeyに加入するまでは母国フィリピンで活動する、いわゆる「売れてないプロ」でした。
40代にして突如世界の表舞台に出てきたという事もあり、アメリカンドリームの象徴の1人として、低迷していたJourneyの人気を再び取り戻す原動力となります。
Frontiers(1983年)
アメリカだけでも600万枚を売り上げた、バンドを代表する名盤の1つです。
ただこれだけ売れたにも関わらず、全米チャートでは惜しくも2位止まり。
ちょうど同じ時期に、売上枚数世界一を誇るマイケル・ジャクソンの「Thriller」が1位を独占していた為でした。
上の動画にもある、野球日本代表のテーマとしても使用されている「Separate Ways」もこのアルバムに収録されています。
10. King Crimson
続いては、イギリスが生んだプログレッシブ・ロックの第一人者であるKing Crimson(キング・クリムゾン)です。
上の曲はアルバム「RED」(1974年)収録の「Starless」です。
キング・クリムゾンって、日本ではバンドというよりもジョジョのスタンド名(第五部のラスボス、ディアボロのスタンド)として有名な気もしますが、このバンドが名前の由来となっております。
正直、やってる事が難解過ぎてここに掲載すべきかどうか迷いましたが、個人的に入れたいと思いましたので、ご紹介しようと思います。
ギタリストのRobert Fripp(ロバート・フリップ)を中心メンバーとして、ロックやジャズなど様々な音楽の要素を取り入れ、半世紀近く活動している伝説のバンドです。
ここで他に挙げているバンドと比べると基本的に難解な構成の曲が多く、好き嫌いが分かれるような気がします。
正直、キャリア後半は何やってるのか私もよく分からないのでおすすめもクソもないのですが、前半(1960~70年代あたり)は難解でありつつもメロディアスな曲もあり、「プログレッシブ・ロック」と呼ばれるジャンルの音楽を初めて聴くにあたって、初期キング・クリムゾンは是非おすすめしたいと思います。
In The Court Of The Crimson King(1969年)
キング・クリムゾンのデビューアルバムであり、そして彼らを代表する名盤である「In The Court Of The Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」。
アルバム1曲目の「21st Century Schizoid Man」のテーマ部分は、聴いた事のある方も多いのではないかと思います。
キング・クリムゾンを初めて聴くならば、やはりこのアルバムは外せないのではないでしょうか。
このアルバムが受け付けられないようならば、多分他のアルバムもダメな可能性が高いと思います。
2枚目のアルバム「In The Wake Of Poseidon(邦題:ポセイドンのめざめ)」(1970年)は割と本作と似たような作風のアルバムですけど、それ以降は更にマニアックな作風になっていくので、まずはこのアルバムで好きか嫌いかを試してみても良いのではないでしょうか。
7枚目のアルバム「RED」(1974年)あたりは、かなりロック寄りな作風になっているので、ロック好きならば聴きやすいかもしれません。