音楽

【孤独の鳥居】伝説のバンド、LOOP H☆R完全復活!【すごいバンド】

こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。

 

名曲「孤独のとり(通称:孤独の鳥居)」をはじめ、様々な伝説を残して平成と共にその役目を終えたバンド「LOOP H☆Rるーぷえいちあーる」。

 

メンバーの2人はその後、紆余曲折を経てBeat Galaxy Gardenというバンドで精力的に活動。

そして2020年4月1日にLOOP H☆Rとして完全復活することが公式のTwitterより発表されました。

 

 

 

キターーーーー(゚∀゚)ーーーーー!!!

 

 

このブログが開設して間もない頃、最初に大きなアクセスを運んでくれたのが彼らの楽曲の分析記事でした。

彼らに対して一方的に縁を感じている私としては、これからも再び彼らを追いかけていくことができる喜びで胸がいっぱいです。

 

そんなわけで今回は、LOOP H☆Rのことを詳しく知らない人にも分かりやすいように、彼らの歴史や残した伝説を簡単に振り返っていきたいと思います!

伝説のはじまり~孤独な鳥居たち

LOOP H☆Rがいつ結成されたのか、具体的な記録は残っていないため分かりません。

元々はリズム隊(ベース・ドラム)も含めた編成で活動していたようですが、曲にリズムが合わせられず音楽性の違いによりボーカルのYUKA氏、ギターのTAKA氏の2人によるユニットとして活動しています。

 

彼らが話題になるきっかけとなったライブは、2014年8月17日に長野県で開催されたHOTLINEホットライン2014です。

おそらく1度は見たことのある人も多いと思われる、この伝説の動画ですね。

ちなみにこのライブは2人組LOOP H☆Rとしての初ライブです。

 

 

HOTLINEとは、大手楽器店の島村楽器が開催するライブコンテストです。

日本各地の島村楽器にて地方予選が行われ、予選を勝ち抜いたバンドは最終的に全国大会への切符を手に入れます。

 

2014年、LOOP H☆Rは長野県佐久市にある島村楽器佐久平さくだいら店での予選に参加。

しかしHOTLINEの運営スタッフが常識的な感性を持ち合わせていたこともあり、残念ながらLOOP H☆Rの予選突破は叶いませんでした。

 

 

その後も地元で地道にライブ活動は行っていたようですが、特に大きく話題に挙がることもなく、このままよくあるローカルバンドの一つとして終わるかと思いきや…ネット社会がそれを許しませんでした。

先ほどの初ライブ動画がニコニコ動画やYouTubeに投稿されると、またたく間にネット上で「すごいバンドがいる」と話題が拡大。

彼らの知名度は一気に全国区(の一部)にまで上がっていきました。

 

 

インターネットの普及により彼らの知名度は一気に全国区(の一部)となりましたが、彼らの活動は謎に包まれていました。

公式サイトやSNSアカウントなど、バンド活動を告知するための手段を持っていなかった彼ら(おそらくデジタル物が苦手と思われる)。

 

どれだけすごい演奏をしていても、その存在を知られなければ話題になることもありません。

「孤独の鳥居」の動画は話題になりましたが、彼らの活動自体は従来と変わらず、よくあるローカルバンドとして地元でのライブ活動が続きます。

夢~タイーホ

このまま「独特な演奏をするローカルバンド」で終わってしまうのか?と思った矢先、事態は急展開を迎えます。

 

2017年8月、新曲「」の発表。

 

 

ご覧のとおり、今までとは比べ物にならないほど編集クオリティの上がった動画、そして新曲の発表と時期を同じくして開設される公式サイト

 

そう、大人の資本という名の強力な助っ人を彼らは手に入れたのです。

 

これにより、おそらく苦手であろう「バンドの宣伝」という分野を大人に丸投げできるようになったため、ここから彼らの活動は加速していきます。

 

 

2018年2月にはあの伝説のラッパー今井メロ氏を迎えて新曲「冬の歌」を発表。

 

 

今井メロ氏は伝説のラッパーでありながら、スノーボード(ハーフパイプ)の日本代表として2006年トリノオリンピックに出場したガチですごい人です。

おそらく今井メロ氏の全盛期を知っている人にとっては、今回のコラボレーションはかなりの衝撃だったのではないでしょうか。

 

かくいう私も、この曲の発表を知った時は「ハハッ…!こいつらマジでやりやがった…!」などと中二病みたいなセリフを吐いて妻にキモがられていました。

 

 

SNSで有名人に言及される機会も増え、確実に知名度を高めて快進撃を続ける彼ら。

このままメジャーへの階段を昇っていくのかと思われた矢先…事件は起きました。

 

 

LOOP H☆RのギタリストTAKA、逮捕。

 

解散、そして転生

人間がどれだけ長い年月をかけて築き上げてきたものであっても、崩れ去るのは一瞬です。

 

数年間かけて彼らが作り上げてきた伝説は、ここで急に幕を閉じることとなります。

 

 

詳しい話は割愛しますが、要はギタリストのTAKA氏が見知らぬ人にスケベなことをしてしまい、おまわりさんに捕まってしまったのでした。

 

貴様…YUKAちゃんという可愛い嫁がいながらそんなこと…許せねぇ…!!

(※TAKA氏とYUKA氏は本物の夫婦です)

 

 

平成の終わりを目前に控えた2018年、LOOP H☆Rという一つの伝説も、突然の終わりを迎えました。

 

この急な解散には多くの人が悲嘆ひたんに暮れ、ネット上では一時騒然となりました。

しかしやむを得ない事情による解散のため、我々ファンにはどうすることもできない。

悲しいですが、伝説はここで終わりを告げたのでした。

 

感動(と笑い)をありがとう。

LOOP H☆Rの残した偉業は、きっと後世に語り継がれていくに違いない。

だから、安らかにおやすみ。

でもしっかり罪は償えよ。

 

 

 

…と、これですべてが終わったと思いきや、数ヶ月後には新メンバーを加え、バンド名を変えて活動を続ける2人の姿がSNS上で目撃されます。

 

バンド名を「Zerockゼロック Infinityインフィニティ」と改めた彼らは、TAKA氏の実の兄である六弦トウヤ氏(ギター)をメンバーに迎え、再出発を図るのでした。

話が逸れるので詳しくは言及しませんが、この六弦トウヤ氏もかなりの(アレな)ミュージシャンであるため、気になる人はぜひYouTubeなどで動画を探してみてくださいね。

 

しかし、TAKA&YUKA夫婦と六弦トウヤ氏の間には音楽性の大きな隔たりがあったようで、結成してすぐにバンドは消滅してしまいます。

結局、TAKA&YUKA夫婦の2人だけで新バンドを結成することとなり「LOOP H☆Rから名前が変わっただけやん」とツッコまれそうなバンド、Beat Galaxy Gardenがここに誕生したのでした。

完全復活

バンド名をBeat Galaxy Gardenへと変更し、精力的に活動するTAKA氏とYUKA氏。

Zerock ∞ InfinityBeat Galaxy Garden時代の活動については別の記事で書いているので、ここでは簡潔に進めます。

 

 

全国各地のライブに出演し、(おそらく苦手と思われる)SNSでの宣伝も自らの手で行い、再起に向けて地道に活動を続ける彼ら。

 

そして2020年4月、LOOP H☆Rの解散以降動きのなかった公式YouTubeアカウントより、TAKA氏の声明が発表されました。

 

 

 

2018年の例の事件について深々と謝罪をし、執行猶予付きの判決が出たことを報告するTAKA氏。

 

このタイミングで久しぶりに公式のYouTubeとTwitterが更新されたことにより、

「もしかして何らかの動きがあるのでは?」

と思っていた矢先の2020年4月23日、さらにもう1本の動画が投稿されました。

 

 

おおおお…!!

 

とうとうこの時が来てしまった…復活じゃ…奴らが復活したのじゃ!!

 

 

この記事を見ている人の中には

 

元々Beat Galaxy Gardenで活動していたんだから、バンド名が変わっただけじゃねえの?

 

と思う人もいるかもしれません。

 

確かに、一見して名前が変わっただけというのも分からなくはないです。

しかしこれは大きな勘違いで、Beat Galaxy Garden名義では大人の事情により「孤独の鴉」「夢」といった往年の名曲が封印されていたのです。

Beat Galaxy Gardenのライブではこれらの曲が演奏されることはありませんでしたし、彼らも演奏しないことをTwitterで明言していました。

 

つまり今回のLOOP H☆Rの復活は、孤独の鳥居の復活とも言えるわけですね!

あの伝説を再び聴ける機会がでてくるなんて!嬉しいぞ!

 

 

そんなわけで最後は、2020年4月26日にYouTubeにアップされた新曲「パプリカ」(米津玄師さんのカバー)の動画で締めくくりたいと思います。

それにしてもこの動画、サムネ詐欺がすごいですね。

 

最後に

正直、解散の事情が事情なのでもう復活はないのかな、と思っていただけに、今回の活動再開は完全に予想外でした。

 

事件の判決が出たということで、みそぎを済ませたということになるのでしょうね。

私は部外者なのでこれ以上事件についての言及はしませんが、被害者の方も含めて円満に解決に向かっているのであれば、それはそれで良いのではないかと思います。

 

過去の名曲ももちろん大好きなのですが、さらなる名曲が誕生することを願い、今後も彼らの活動を応援していきたいと思います!

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