こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
みなさんは旅行の時、どこにコダワリを持つタイプの人間でしょうか。
私は基本的に安ければ何でもいいと思っているタイプの人間で、旅行の際も安宿のドミトリー(共同部屋)でゴロ寝しつつ、食事はマクドナルドで済ませるというオマエ何しに行ったんだと思われそうな旅行をすることが多いです。
ただ、そうは言っても別に安宿を愛してやまないわけではなく(嫌いじゃないですが)、やはり一流ホテルでガウンに身を包みワインを片手に夜景を眺めるような、天上人の生活に憧れているのも事実です。
早い話、お金があるなら私だって良いところに泊まりたい!
というわけで今回は、本来ならば私の人生にあるはずのない高級ホテルでの優雅な宿泊体験を自慢したいということと、私が海外旅行の際によく泊まっているレベルの宿を比較し、みなさんに同情してもらおうと思いこの記事を書きました。
要するに自慢しつつも同情されたいという、最高に下心丸出しで作成された記事となりますので、読まれる方はぜひとも
などとコメントする準備をして読んで頂ければと思います。
では今回の舞台、香港へと向かいましょう。
香港へ行こう
今回の舞台となるのは、中国の香港です。
本来であれば大阪の帝国ホテルあたりと西成の安宿で泊まり比べをするのが手っ取り早いのですが、それだと大阪在住の私がわざわざ外泊する意味が全く分からないので、遠出して異国の空気を感じながら検証させて頂くこととなりました。
香港へは関西国際空港からほんの4時間前後のフライトで到着です。
空港へ到着後、エアポート・エクスプレスという電車で市内中心部へと向かい、地下鉄に乗り換え宿を目指します。
今回のルート
エアポート・エクスプレス
機場(Airport)駅→香港(Hong Kong)駅
↓徒歩移動
地下鉄
中環(Central)駅→尖沙咀(Tsim Sha Tsui)駅
そしてやってきたのは香港随一の繁華街である、尖沙咀(チムサーチョイ)地区です。
こちらは駅の出口の目の前を南北に貫く、香港を代表する大通りである彌敦道(ネイザンロード)です。
さっそく、最初の宿に向かうことにしましょう。
最初の宿は地下鉄の尖沙咀駅を出て目と鼻の先、ネイザンロード沿いの繁華街のど真ん中に位置しています。
重慶大厦
ところでみなさんは、重慶大厦(チョンキン マンション)という名前を聞いたことがありますでしょうか。
簡単に説明すると、昔ながらの香港のヤバイ雰囲気を今に残す、安宿が密集したビルとかそんな感じです。
詳しい説明はこちら↓
外部サイト
その昔、香港には「史上最大のスラム」「東洋の魔窟」と呼ばれ恐れられた、九龍城砦という本当にヤバイ場所がありました。
外部サイト
この九龍城砦は香港返還前に取り壊され、今はもう存在しません(公園になりました)。
そして当時の九龍城砦のヤバイ要素を受け継いだ場所の一つが、ここ重慶大厦であると言われています。
そうは言っても、ひと昔前に比べるとかなり改善しているという話も聞きますし、タイのバンコクでは電気のない部屋に泊まったこともある(貧乏の)上級者である私ならば、きっと何とかなるのではないでしょうか!
ちなみに電気がないっていうのは大げさではなく、部屋の明かりもコンセントもありませんでした(さらに言うと窓もない)。
受付に携帯電話とか充電させてもらいに行きましたからね。
あとその時、屋台で食った焼きそばが辛すぎてお腹を壊してずっと寝込んでました。
話を戻しまして、なんだかんだ言ってももう安全な観光地と化しているであろう、重慶大厦の宿に泊まってみることにしましょう。
刑務所かな?
えーと、いくらなんでも狭すぎませんかね??
狭いシングルベッドの上以外には、活動スペースはまったくありません。
窓もなく全体的に薄暗く小汚い雰囲気で、ホテルというよりはアジトと呼んだ方がしっくり来そうな印象です。
悪い革命の集会とかに使われてそうな雰囲気、ありますよね。
ちなみに、こんな狭い部屋ではありますが、なんとバス・トイレ付という至れり尽くせりな仕様でございます!
…うん、やっぱりね。
大体想像はしてましたよ。
これならむしろ、共同トイレにする代わりに部屋を広くしてくれた方が良かった。
ちなみに画像をよーく見て頂きたいのですが、ここのスペース、トイレとシャワー兼用なんですよね(銀色のホースがシャワー)。
シャワーを浴びながら用を足せるという、忙しい現代人には画期的なシステムではないでしょうか(錯乱)。
なお、年末年始のハイシーズンだったこともあり、こんな部屋でも日本円で3,000円ぐらいした記憶があります。
言っちゃあナンですが、そんなに安くないですよね。
出掛ける前に、宿の中を散策する私。
ただただ汚い。
今回私が宿泊したのは、重慶大厦の中に大量に存在する安宿の中の一つ、龍匯賓館(Dragon Inn)というところでした(結構うろ覚えなんですけども)。
オススメできるかどうかは、今回の記事の文脈で察して頂ければと思います。
そんなわけで、次行きましょう、次。
Inter Continental HONG KONG
重慶大厦の安宿にうんざりした私は
と、浮かれた女子大生みたいなテンションで勢い余って高級ホテルの部屋を予約しました。
インターコンチネンタル香港。
凄い(確信)。
これ、本当に私なんかが泊まっちゃっていいんでしょうか!?
本当は香港で一番有名なペニンシュラ香港に泊まろうかと思ったんですけど、調べたら1泊8万円オーバーだったので妥協してこっちにしました。
私ごときクソ虫が「妥協でインターコンチ」とか、そろそろ天罰が下りそうですね。
(とはいえココも1泊5万円オーバー。ヤバイですね)
外観からして想像以上の高級っぷりに、変な汗が出てきました。
ロビーの様子。
先ほどまでと同じ星とは思えない。
さすがは超一流ホテルのインターコンチネンタル、「妥協してきた」とかほざく汚いバックパックを背負った貧相な日本人を、最上級のもてなしで迎えてくれます。愛してる。
あまりに高級感溢れる雰囲気に、若干の吐き気を催す私。
人間、慣れないことはあまりすべきではないのかもしれません。
え、めちゃくちゃ広くないですか!?
ここに1人で泊まっちゃっていいんですか!?
余ったスペース、先日のドラゴン・イン(龍匯賓館)に分けてあげたほうがいいんじゃない??
ちなみに窓からの眺めはこちら。↓
いや、普通に凄くないですか!?
愚かな民共よ、我にひれ伏すがいい(覚醒)。
まとめ
というわけで、今回は極端にレベルの異なる2つの宿について、実際に泊まってみて比較してみました。
皆さんは、どちらに泊まりたいと思いましたでしょうか?(聞くまでもねえ)
ちなみにどういうわけか、インターコンチネンタルに宿泊した翌日から私は体調を崩しました(実話)。
なんでしょうね、高級ホテルの清らかな空気で私の邪気が清められたんでしょうか?
安宿のドラゴン・インと比べ、インターコンチネンタルの写真が異様に多いことからも明らかに私が浮かれている様子が窺えます。
確かにあの広いベッド・大きな浴槽・贅沢な景色・最上級のおもてなしなどについては、高いだけの価値はあるのではないかと思わされる結果となりました。
みなさんも機会があればぜひ、高級ホテルで至福の時を過ごされてはいかがでしょうか。
まぁ、仮に今5万円貰えるとしたら私は野宿してもいいからその金でギターを買いますけど。
おまけ
重慶大厦の中はこんな感じでした。
私が訪れた時は、危ない雰囲気を感じることはありませんでしたが…
とはいえ訪れる際は、くれぐれもお気を付けくださいね!