こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
みたいなことって、あると思います。
思い起こせば、私もギターを始めたきっかけの一つとして
というものがありました(9割方はモテたかったのが理由ですけど)。
時は流れ、途中で洋楽に興味が移ってしまったために実はいまだに弾けないということは置いておいて、やはり曲をコピーするのにも順序というものがありますよね!
私を例に挙げると、たとえばギターを始めた瞬間からB'zをコピーするというのはちょっとハードルが高いわけです。
ですので、まずは基礎練習や他の曲のコピーから進めていきました。
しかしギターをはじめたばかりだと、そもそもどの曲が「頑張れば手が届きそうな曲」なのか、はたまた「鬼畜のように難しい曲」なのか、そこの判断も難しいかもしれません。
ですので今回はギター初心者の方におすすめしたい、
「良い曲な上に、初心者でも頑張れば手が届きそうな曲」
をご紹介していきたいと思います!
早い話が私が昔コピーしたことのある曲なのですが、言い換えれば要は私ごときにコピーできたんだから、あなたにも絶対できますよ(^o^)丿ってことですね!
なお、世代の都合上90年代前後の曲ばかりですが、ホント良い曲多いから若い方もぜひ聴いてください!
ワンオクとかセカオワとか言われても、おっさん分からんし。(※BABYMETALは最近になって聴き始めた模様)
あと楽譜(タブ譜)ですが、本当はそれぞれ買って頂くのが一番なんですけど、今回挙げさせて頂く5曲については以下のサイトにて楽譜が無料で閲覧できることを確認しました。
個人ではなく会社が運営しているしっかりしたサイトっぽいですし、権利者からの許諾を得ている旨がサイトにも記載されているので、おそらくその辺りはクリアなサイトだと思われます。多分。
ひと昔前の曲から最近の曲まで、ギター譜だけでなくバンドスコアなども網羅されているので、邦楽で練習したい曲を探すのには良いサイトかもしれません。
2019.3.9追記:上でご紹介したサイトついて
本日、上でご紹介していたサイトを確認したところ、現在サービスを停止中であることが確認できました。
著作権ではなく技術的な問題らしいのですが、とりあえず再開の時期は分からないということで、それまでにどうしても楽譜を入手したい場合は購入するか他のサイトで探すしかなさそうですね…。
くれぐれも違法なサイトにはお気を付けくださいね!
そんな訳で、さっそくご紹介していきます!
目次
はじめに
今回は、本当にギターを始めたばかりの初心者向きな曲をご紹介したいと思います。
世代問わず多くの方が、聴いたことはある曲も多いのではないでしょうか。
中には全てコピーするとなるとそれなりに面倒臭い曲もありますが、最初なのでつまみ食いで問題ありません。
コピーしたいと思うポイントや、特定のフレーズだけコピーすればOKです。
というか私も全編通してコピーしてない曲とかありますし。
私がギターを始めたばかりの頃にコピーしたフレーズや、オススメしたいポイントなどについても記載したいと思います。
ROCKET DIVE / hide with Spread Beaver
まず一番最初にご紹介したいのは、日本におけるバンドマンのレジェンド、X JAPANのhideが1998年に「hide with Spread Beaver」名義で発表した1枚目のシングル曲、ROCKET DIVEでございます。
実のところ私はX JAPANもhideもそんなに詳しくないという三軒隣までニオイそうなニワカ臭満開の男なのですが、ほら当時ってhideの人気が凄まじかったじゃないですか?
流行りに流されやすいクソガキだった当時の私は、まんまとこれカッコイイじゃん!と懐柔された訳ですね。
しかしそんな事を言いながらも、今聴いても確かにカッコイイ!
話が長くなりましたが、この曲のポイントは何と言ってもギターソロです。
短くシンプル、それでいてメロディアス。初めて挑むギターソロとして最適なフレーズではないでしょうか。
何を隠そう、私も初めて弾けるようになったギターソロはこの曲なのです。
シンプル過ぎて最早これはギターソロと言うよりただの間奏であるという気がしなくもないですが、ギターソロと言ったらギターソロですから!!
初心者の方でもそこまで苦労せずにコピー出来ると思われますので、この曲のギターソロをコピーした暁には「俺はギターソロを弾けるんだぜ」という自信を付けて頂き、更にギターに対するモチベーションを上げるのが良いんじゃないでしょうか。
なお曲全体をコピーしようとすると、そんなに難しい事はしていない為フレーズをなぞるだけなら難易度は高くありませんが、音まで忠実にコピーしようとすると音作りが割と面倒です。
とりあえず歪ませた音でパワーコードをジャカジャカ鳴らすだけでも、ある程度それっぽくなると思います。
ギターソロ以外はお好みでどうぞ。
おすすめポイント
手っ取り早く「自分はギターソロを弾くことができる」という満足感を得られる!
BELOVED / GLAY
続きまして、北の大地北海道が産んだスーパースター、GLAYの代表曲のひとつであるBELOVEDです。1996年発表。
昭和末期生まれでこの曲を知らない人はほぼいないレベルの有名どころです。
また、この曲のイントロはDeep PurpleのSmoke On The Waterのイントロに次いでコピーした人が多い程に、特定の世代限定ではありますがギタリストにとって大変馴染みの深い曲でもあります。(吉岡調べ)
今の30代あたりのギター弾きに尋ねると、ホントにこの曲のイントロを弾ける率は高いです。
伴奏では、今後ギターを弾いていくにあたって基本となるコードが多数出てくる事と、簡単ではないけれど難し過ぎないギターソロも出てくる為、初心者の方が挑戦するにはもってこいの曲だと思います。
コードは冒頭からいきなり巷で難関と言われるFコード、そしてその後にはFコードの次の壁であるB♭コードが出てきます。
世間ではよく「Fコードで挫折した」という話を聞きますが、ひとつ申し上げるならば
「最初から綺麗に弾ける必要はない」
というのが大事なポイントです。
始めて間もない頃はすぐに押さえられないし、頑張って鳴らそうとしても2弦辺りが音切れしてしまうし、そもそも人差し指が超痛いしで「やってられネーヨ!」となる気持ちも分からなくはないのですが…
最初から綺麗に鳴らせないなら、違うフォームで弾けばいいのです。
例えばFコードであれば、5弦と6弦を省略して
「4弦3Fを薬指、3弦2Fを中指、1弦と2弦の1Fを人差し指」
このフォームだと更に楽に押さえられますが、これでもFコードを構成する音は全て出せています。
もちろん、いずれは「6弦全部使ったFコードのフォーム」は必須のテクニックとなります。
しかし最初のうちは省略したフォームで曲を弾きつつ、合間で従来のFコードを練習すればいいだけの話です。
「これを弾けないと次のステップに進めない」と思ってしまうと挫折しやすいので、他の練習をしながら毎日少しずつでもFコードの練習をしていたら、必ずいつの間にか弾けるようになります。
私もある日突然弾けるようになったわけではなく、他の曲を弾いていたらいつの間にかFも弾けるようになっていた、というパターンです。
他の楽器もそうかもしれませんが、ギターであるフレーズを練習していたとして、そこから他のフレーズの練習に移り、しばらくして再び最初のフレーズを弾いてみたら
みたいなことがよくあります。
ですので「弾けるようにならないといけない」という気持ちで練習するのではなく、「いつの間にか弾けるようになっているだろう」ぐらいの気持ちで取り組むのが良いと思います。
めちゃくちゃ話が脱線しましたが、バンド系の曲をギターで弾くにあたっての基本テクニックが満載の曲なので、全部じゃなく部分部分(イントロとコード弾きとギターソロだけ、とか)だけでもタメになると思いますので、是非コピーしてみては如何でしょうか。
おすすめポイント
イントロを弾くと昭和末期生まれの人が食い付いてくる!
あとアコギで弾くと更にそれっぽくなる!
チェリー / スピッツ
次の曲は、おそらく世代を問わず日本人ならば大抵の人が聴いた事があるであろう90年代の名曲中の名曲、スピッツのチェリーです。1996年発表。
有名な話ですが、この曲のAメロ部分にはカノンコードと呼ばれる有名なコード進行が使用されています。
元々は17世紀にパッヘルベルという人が作ったカノンというクラシック曲の中に出てくるコード進行なのですが、ポピュラー音楽にも凄く相性の良いコード進行の為、現代音楽でも頻繁に使用されています。
この曲のコード名で言うと、以下の部分になります。
C→G→Am→Em→F→C→F→G
これらの基本的なコードについては別の記事で弾き方を詳しく解説しているので、こちらも参考にして頂ければ成長の早道になると思いますよ!
【初心者向け】基本的なギターコードの種類や押さえ方を徹底解説!【まずは簡単なコードから】
続きを見る
この曲と先程のGLAYのBELOVEDあたりをコード弾き出来るようになると、基本中の基本となるコードは大体押さえられるようになりますので、他のコードはこの基本となるコードから応用させていくだけです。
また、カノンコードを使用している曲は邦楽 or 洋楽問わず多数存在するので、そういった曲をコピーする際にも取っ付き易いと思います。
弾き語りだったら、キーを合わせるだけで歌えますからね。
構成を丸ごと覚えても損は無いぐらいの曲だと思いますので、是非ともエレキギターでもアコギでも、挑戦して頂ければと思います。
おすすめポイント
弾き語りの超定番!これを弾きながら歌った瞬間からキミもモテモテだ!!(モテなくても責任は取れない)
少年 / 黒夢
4つ目の曲は、元祖ビジュアル系(後期はパンク系)の黒夢のヒット曲、少年です。1997年発表。
おそらく今回挙げる曲の中では知名度的に1番マイナーかもしれませんが…私が初めて1曲丸々コピーし切った曲なので、是非とも紹介したいと思います。
まずこの曲の特徴としては、そこそこのテンポにも関わらず、イントロからエンディングまでずっと16分音符でのコードストロークが延々続きます。
空ピッキング(ピッキングの動作はするけど実際に弦は弾かない)やブラッシング(実際に弾くけど、左手でミュートしてノイズのような音を出す)がてんこ盛りなので、最初は一定のリズムで弾き続けるのがかなり難しい曲だと思います。
この空ピッキングやブラッシングはエレキギターの基本テクニックであり、ジャンル問わず様々な曲に出てきます。
また、アコギで弾き語りをする際にもこれらのテクニックが使えると、単純に8分音符でジャカジャカ弾くだけに比べて急に玄人っぽく聴こえるので、是非とも身に付けて頂ければと思います。
おすすめポイント
空ピッキングやブラッシング等を交えた、16分音符でのコードストロークが身に付きます(急に真面目コメント)。
3月9日 / レミオロメン
最後にご紹介するのはこの曲です。
2004年に発表されたレミオロメンの名曲、3月9日です。
この曲だけ他の曲と比べて明らかに年代が新しいですね。
実際、私はギターを始めたばかりの頃にコピーした曲ではないのですが…。
以前に縁あって若いメンバーのコピーバンドにサポートとして参加した際にこの曲をコピーしたのですが、アルペジオの練習にもってこいだな、と思ったのでご紹介させて頂きます。
Aメロ部分がアルペジオのフレーズになっていますが、このクリーンだけど微妙にクランチに近いサウンドで綺麗に弾くのは意外と難しいので、良い練習になると思います。
素早く左手のフォームを移さないと、音が汚くなりますので。
更に付け加えるならば、この手のアルペジオを「ダウンピッキングのみ」と「オルタネイトピッキング」の2パターンで弾けるようになると、右手が鍛えられます。
これぐらいのテンポの曲であれば全てダウンピッキングで弾いても問題ないのですが、早いテンポのアルペジオだとオルタネイトピッキングじゃないと、右手の動きが追いつかなくなってくる事があります。
オルタネイトピッキングでアルペジオを弾く場合、インサイドピッキングとアウトサイドピッキングが混じってくるので、弦移動の際にミスしやすくなります。
Point
インサイドピッキングとアウトサイドピッキングについては書くと長くなるので、いずれ別の記事にでも書きたいと思います。
とりあえずは、そういったものがあるぐらいの認識で問題ありません。
まずはこれぐらいのゆっくりしたテンポの曲でオルタネイトピッキングの練習をしておけば、いずれ早いアルペジオの曲をコピーする事になったとしても、取っ付き易いのではないかと思います。
余談ですが、私が初めて弾けるようになったアルペジオのフレーズはLUNA SEAのSTORMのイントロでした(なお当時の技術ではイントロ以降はコピー出来なかった模様)。
おすすめポイント
アルペジオフレーズの基本動作を身に付けることができます。
あと3月に弾けばモテると思う(適当)。
最後に
今回は90年代を中心とした邦楽から、初心者の方にも手を出しやすそうな名曲を5曲、ご紹介させて頂きました。
もし次回があるとすれば、初心者~中級者ぐらいの方におすすめな洋楽ロックなどもご紹介していきたいと思います。
私の趣味の関係上、洋楽の中でもハードロック・ヘヴィメタル寄りになってしまうので、多分モテなくなりますけども。
皆様も無理のし過ぎで手を傷めないよう気を付けつつ、ギターを楽しんでください!