闘病

【癌】30代でがん告知されました。今の心情や今後の治療・闘病について話そうと思う【2018年5月26日】

2018年5月26日

こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。

 

タイトルの通りなのですが私は先日、医者よりがん告知されました

 

 

ブログなんか書いてる場合かと言われそうなので先に申し上げておきますと、割と早期に発見出来た事が幸いし、すぐに命に影響のある状況ではありません(と聞いている)。

 

ただ、当然ながら「まさか自分が」という思いはありましたし、当初はかなり取り乱しました。

 

時間の経過と共に少しは落ち着いてきた為、今の心情だったり、世の中の健康な方に向けてこれだけは言わせて欲しいという思いを、せっかくなので書いていきたいと思います。

病状について

私が罹患したのは、肉腫(サルコーマ)と呼ばれるガンの一種です。

 

数あるガンの中でもかなりレアなものらしく、初期段階では痛みもなく見た目でも分からない為に発見が遅くなる事が多く、治療の難しい病気の一つとされているらしいです。

また一口に肉腫と言っても、更に数十種類に細かく分類されるらしいのですが、現時点での私の場合は特定が難しく数種類の候補のうちのおそらくどれか、といった状況のようです。

 

 

不幸中の幸いなのですが、先日PET検査という全身のガンの有無を調べる検査を受けた結果、現時点では患部以外へのがんの転移は無いという事で、これには本当にホッとしました。

 

とは言え、この肉腫自体は放置すれば命に関わる病気には違いないので、早々に入院して患部とその周りを切除する手術を受け、完治に向けて頑張っていきたいと思います。

ざっくりとした経緯

そもそも今回、割と早い段階で発見出来たのにはいくつかの良い選択が重なったのが理由として挙げられます。

 

去年の10~11月頃だったと思うのですが、偶然足の一部にしこりを発見しました。

なぜ偶然かと言いますと、このしこりは見た目では分からない上に触っても痛みも無い為、気にしなければ存在に全然気付かないんですよね。

 

座った時なのか?忘れましたが、当時の私は何かのタイミングで偶然しこりのある位置を手で触り、何か固いものがある事を発見しました。

以前からあったけど気付かなかったのか?それとも最近になり急に出来たのか?それは分からないのですが、この初期(と思われる)段階でしこりの存在に気付いたのは、適切な言い方ではないかもしれませんが今思えば本当にラッキーだったと思います。

 

正直なところ痛みもないし、普段なら放っておいたような気もするのですが、何気なく日常会話の中でこの事を妻に話したところ

「気になるなら、次の休みにでも病院に行けば?」

と言われた為、病院へと行く事にしました。

 

これも今思い返せば、ここで妻に促されていなければ多分病院に行っていなかったと思います。

「せっかくの休みに病院かよ」という気持ちも少なからずありましたしね。

 

 

「とりあえずイボか何かなら皮膚科だろう」

程度の軽い認識で最初に向かったのは、近所にあった皮膚科医院。

 

ここで診断の結果、先生に言われた内容としては

「おそらく脂肪腫とかだと思うけど、しこりが深いところにあるので触診だけでは詳しくは分からない
多分悪いものじゃないとは思うけど、気になるなら取ってもいいんじゃない?
取るならココの設備じゃ無理だから、大病院の紹介状書くよ」

といった感じでした。

 

ここで私は「取る」という選択をするのですが、今思えばここでの選択は運命の分かれ道だったのかもしれません。

この時の診断では別に取らなくても問題なさそうでしたし、日常生活に支障も出ていないので、取らずに放置するという選択も十分あり得たように思います。

 

ただ一つ決め手となったのは、しこりの位置

患部が太ももの内側だったので、イスに座るとしこりが圧迫されて気になるんですよね。

圧迫されても痛みは無いのですが、しこりの存在を知ってしまった以上はただ存在が気になった

もし患部が太ももの外側とかだったら、おそらく私はこの時以降、病状が悪化するまで放置していたと思います。

外側などではなく、現在の位置に出来てくれていた事には感謝?というか、この位置で良かったと今になって思います。

 

その後の流れとしては、

大病院の皮膚科でエコー検査するも特定できず

形成外科に移り、MRI検査を実施するも内容の特定には至らず

患部を一部切除し生検の結果、悪性腫瘍と判断される

PET検査で、その他の部位への転移は無い事を確認

みたいな感じでした。

まもなく入院するので、悪いもの全て取っ払ってきます。

今の心情について

まさか自分ががん告知された当事者になるなんて、数日前までは全く想像していなかったのですが…

本当にこんな事ってあるんだなぁ、というのが今の漠然とした心情です。

 

我ながら今思ったよりも落ち着けているのは、転移も無く完治の可能性も見込めるから、というのはあると思います。

とはいえそれでも告知された当日はかなり精神的に参っていたので、もし余命宣告等をされていたならば、さすがにブログどころではなかったでしょうね…。

 

それに術後の再発には用心しないといけないでしょうし、もちろん今でも心配な事には変わりありません。

でもまぁ、なるべくプラス思考で頑張っていこうと思います。

 

 

元々このブログは私の音楽活動の宣伝の場であり、加えて「ギターやバンドに興味のある方、初心者の方に有益な情報を書こう」と思って始めたブログなんですけど、まだまだやりたい事は沢山ありますし、こんなところで終わる訳にはいかないですからね!

 

 

あとね、私実は割と新婚なんですよね。まだ結婚して1年も経っていないんですよ。

今回の件では妻には迷惑や心配を掛けっぱなしなので、さっさと完治させて、一生掛けて存分に恩返しをしていきたいと思います。

 

 

あと、私は元々喫煙者だったのですが、これを機にタバコはキッパリと止める事になりそうです(そりゃそうだ)。

以前から「1箱1,000円になったらタバコやめる」と公言していたのですが…まさかこのような形で禁煙する事になるとは思わなかったですね(笑)!

 

入院が決定した時から完全にタバコを断ちましたが、今のところは何とかなっています…ガムやミンティアの消費量がハンパないですが。

皆様に申し上げたい事

私は医学に関してはド素人ですし、偉そうな事を言えるような立場ではないのですが、前述の経緯にもありますように、私のガンが割と早い状態で見つかったのは「何となく気になった」程度の異変であっても、病院でしっかりと診断して頂いたからに他ならないと思います。

 

私自身、生検の結果を医師から伺うまでは「ガン?そんな事ある訳ないやろ(笑)!」と思っていましたからね…。

めちゃくちゃ軽い気持ちで結果を聞きに行って、地獄の底に突き落とされた気持ちになって泣きながら妻に結果報告の電話しましたよ…。

 

私は今30代半ばですが、元々は病気とはあまり縁がない身体でしたし、

「歳のせいかお腹周りは気になるけど、その他は至って健康

といった感じでした。

それでもある日突然、コレですからね。

 

ですので、私自身の経験も踏まえてこの記事をご覧になっている皆様に申し上げたいのは、

「たとえどんな些細な事でも、違和感を覚えたら病院に行きましょう」

という事です。

 

 

いや本当に、検査した結果全然大した内容じゃなかったとしても、それで支払う病院代なんて命に比べたら誤差みたいなものですよ。

素人判断で大丈夫と過信せず、些細な違和感でも病院に行ってくださいね!

今後について

そんな訳で今後についてですが、私は個人的には死ぬつもりは全くないし、また退院後は再び元気に音楽活動できると信じています。

ですので、ここをいわゆる闘病ブログにするつもりはありません

本件に関しての記事はこれで終わりか、もしくは完治した際にそのご報告をさせて頂く程度に留めておこうと思っています。

 

 

こんな記事を書いておいて言うのもアレですが、次回以降は今まで通りの音楽を主体とした雑記ブログに戻りたいと思います。

この記事を見てくださっている方がどれぐらいいらっしゃるのか、また普段からこのブログを見て頂いていて、今回この記事を目にされた方がどれぐらいいらっしゃるのかは分かりませんが、今後も変わらず音楽活動&ブログを続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!!

2018.6.1追記:手術を受けました

この記事を最初に投稿後まもなく入院し、そしてすぐさま手術を受けました

手術を受けて数日が経過し、まだ入院中で身体の動きにも制約がありますが、痛みなどもある程度マシになってきました。

こうして病室でパソコンを広げる事が出来るぐらいには回復しましたので、追記で状況をご報告させて頂こうと思います。

 

 

手術自体は成功しました(ビビリの私はとりあえずホッとしました)。

が、私の場合(というかガン患者の場合)これで終わりではありません

 

今回の手術にて悪性腫瘍の部分と、その周辺の良性の部分(筋肉など)を切除したのですが、まずはこの切除した良性の部分が本当に良性なのかを確認します。

 

要するに確実に身体からガン細胞を取り除く為に、ガン細胞の周りも余分に切除したものの、その部分も既にガンに侵されている可能性はあり得る為、それを検査して全て良性である事が確認出来てから今回の手術は完了となります。

もしガンの陽性反応が出た場合は再切除か、放射線や抗がん剤による治療が必要となります。

 

ちなみに手術時にも簡易検査で良性 or 悪性を確認し、「ここまで切ればOK」という判断を下しながら手術しているとの事ですが、やはり結果のすぐ出る簡易検査だと結果が正確でない可能性は否定出来ないようです。

あくまで術後にしっかりと検査をし、そこでの良性を確認しての手術終了となります。

 

 

加えて、私の場合はまだガンの種類が確定出来ていないので、病理検査にて今回全摘出した腫瘍を調べ、種類の特定もされます。

病名が確定後、その種類によって悪性度などが異なるので治療法も変ってくる為、退院までの日数や、今後の治療方針にも影響が出てきます。

 

つまり、大した事のないガンであればこのまま足が復活したら退院し、再発の可能性も低かったりするのですが、悪性度が強い場合は再発のリスクが高まるので、今後の事を考えて更に追加で治療をする必要が出てきます。

 

 

今日の時点ではこれらの結果が出ていない為、今の私は検査結果に怯えている状態なのですが、きっと良い方向に進んでくれると信じています。

というか信じないとやってられないしね。

 

 

私は普段、あまりクサい台詞は言いたくないタイプの人間なのですが…今回ばかりは言わせてください。

 

ここやTwitterで励まし等のメッセージをくださった方や、今回の入院に関わっている医療関係者の方、心配してくれている家族・友人、そしてこのブログをご覧になられている全ての方に心からお礼申し上げます

本当にありがとうございます。皆様の存在が、復活へのモチベーションになっています。

 

絶対私は完治し、また再びアホみたいなネタ記事コメントに困る微妙なレベルの曲などをアップしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!

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