闘病

【ガン治療】初めて放射線治療を受けました。痛みの有無や副作用について、治療の一部始終を報告

2018年10月28日

こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。

この度、人生で初めての放射線治療を受けました。

 

私ぐらいの年齢(30代)でこの治療を受けるのは、そこそこレアな経験ではないでしょうか。

せっかくなので病状の経過であったり、治療の一部始終を書かせて頂こうと思います!

放射線治療

ご存知の方も多いかと思いますが、放射線治療はガンの治療法の一つです。

手術抗がん剤治療と合わせて、ガンの三大療法とも呼称されています。

 

もの凄くシンプルに説明するならば、放射線を照射して、がん細胞を死滅させてしまおうという治療法です。

治療自体に痛みはなく、副作用も抗がん剤治療などと比べるとマシなので、患者側としてはありがたい治療であると言えます。

 

 

そういえば最近、京都大学の本庶 佑(ほんじょ たすく)先生がノーベル生理学・医学賞を受賞した事により、ニュースで免疫療法が話題となりました。

近い将来、三大療法にこの免疫療法が加えられ、四大療法と呼ばれる日が来るかもしれませんね。

大まかな経緯について

この放射線治療を受けるという事から察して頂けるかと思いますが、私はガンを患っています

正確には最近体内にガンを発見し、手術により取り除いた状態です。

 

ガンになった頃の経緯や入院・手術の話は別の記事に書いておりますので、興味のある方はこちらを見て頂ければ嬉しいです。

 

退院してから現在まで健康状態に問題は無かったので、退院後の経過についてはブログに書いていませんでした。

まずは、退院後のこの時期に放射線治療を受ける事になった理由などを書いていこうと思います。

 

転院

詳細はこちらの記事に書いているのですが、2018年の5月にガン告知を受けた私はそのまますぐに入院し、手術によりその全てを切除する事となりました。

手術は無事に終わり、6月末に退院。

8月からは職場にも復帰し、一旦はほぼ通常の生活に戻りました。

 

 

今回、私が患ったのは「未分化多形肉腫」というガンの一種になります。

この病名を聞いた事のある方は、ほとんどいないんじゃないでしょうか。

 

この「肉腫」という種類のガンの罹患率は10万人に3人程度と、かなりレアな種類のガンになります。

単純に計算すると、都会の総合病院であっても年に数回診るかどうかレベルの少ない病気です。

 

そして、一口に肉腫と言っても更に数十種類に細分化され、それぞれ症状や治療法が違います

という事は、私が患った未分化多形肉腫を扱った事のある病院自体が少ない、なんて可能性も十分に考えられる状況です。

 

 

そんな状況の為、退院後の治療方針を決めて頂くにあたり、なるべく肉腫に詳しい(と思われる)病院へ転院した方が良いのではないかと考え、転院する事となりました。

 

 

そして転院先の病院で、手術した時に切除した標本(プレパラートというらしいです)を改めて病理診断して頂き、現状の確認や今後の方針を決めて頂く事に。

 

その結果、

「おそらくガンは取り切れていると思うけど、かなりギリギリなので、再発リスクを下げる為に放射線治療を受ける事を勧める

との診断を頂きました。

 

ここで言うギリギリとは、

手術で切除した時の切断面のすぐ近くまで、ガン細胞が迫っていた可能性がある

という意味です。

 

ちなみに転院前に手術を受けた病院では、放射線治療は提案されていませんでした

そう考えると、放射線治療を受けるべきか否か、医師によって見解が分かれるレベルの本当に微妙な状態だったのかなと思います。

 

放射線治療は副作用が無い訳ではないですし、経済的な負担もそれなりです。

正直言って、受けなくて良いのであれば受けたくはありません。

とはいえ、医師の中でも肉腫に特化したプロ中のプロの先生にこんな事を言われた私に断る理由などなく、二つ返事で放射線治療を受ける事となりました。

放射線治療の開始

そんな訳で、放射線治療を初めて経験する事となった私は意気揚々と初回の治療に向かっていきました。

現時点ではガンが再発した訳ではなく、あくまでリスク低減の為の治療である為、精神的にも特に辛くなかったです。

 

ちなみに治療は33回に分けて実施され、1回あたりの治療は数分で済むとのことです。

Point

治療回数は人によって異なるようです

 

病院のスケジュールの空き次第ですが、夕方以降の割と遅い時間にも受け付けてくれたので、仕事を休まずに治療を出来るのは非常に助かります。

診察の度に有休を使うので、そろそろ有休の残り日数が心配なんですよね…(笑)。

 

あと私の場合、職場→病院→自宅の移動にそれなりに時間が掛かってしまうので、治療期間中は平日のプライベートはほぼ絶望的です。

残念ですが、ガンが再発する事を考えたら、これぐらいの犠牲は仕方ないですね。

 

 

治療時は診察台の上に横たわり、仰向けになってボーっとしているだけです。

無心になって天井を見つめていると、放射線技師さんや看護師さんが着々と準備を進めてくれるので、非常に楽ですね。

 

そんな折、一つの問題が発生しました。

邪魔者の存在

放射線治療をする場合、当然といえば当然な気もしますが、必要な場所だけに放射線を照射する必要があります。

必要の無い場所に放射線が当たってしまうと、何かしらの不具合が起こる可能性があります。

 

つまり、不必要な場所にはなるべく放射線が照射されないよう、患部が他の部位で隠れないようにしなければなりません

 

 

それで、何が問題なのかと言いますとね。

私の患部なんですけども、左の太ももの内側なんですよね…。

 

 

世の男性諸氏にはもう察して頂けたかと思いますが、要するにアレが邪魔になる訳なんですよ。

 

 

このブログはお子様にも安心して読んで頂けるよう、基本的に下ネタの類は書かないようにかなり配慮しているのですが、そうは言っても場所が場所だけにこの話題は避けて通れないので、今回は勘弁してください(^o^)丿

こんな事言いたくないんですけどね、決して私のアレがデカいとかそういう事ではなくて、本当に患部のすぐ横にアレが鎮座しているんですよね。チンだけに

今回のガンに関係のないチンに放射線が照射されてしまうのは、正直私としても何が起こるか分からなくて怖いので、なんとか避けてほしいところです。

 

治療の準備を進めてくれていた技師さんや看護師さんが、私の患部周辺を見てどうしたものかと悩んでおられます。

チン○ン触ります

この閉塞した状況を打開すべく動いたのは、1人の技師さんでした。

 

すいません、チン○ン触りますね

 

こう発言した後、おもむろに朕のチンを右太もも辺りにテープで固定し始めました直に

 

アングル的に私には患部が見えない状態だったのであくまで想像ですが、かなりの量のテープがガチガチに貼られている音が聞こえます。

チンだけではなくその横の製造工場も一緒に、悪魔でも封印してるのかと思うぐらいにガッチガチに固定されていきます。

テープを取る時、死ぬかもしれんな

 

そう思いつつも、私はこのような大真面目な現場陰○ペ○スではなく、チン○ンという単語が突如現れた事に笑いをこらえるので必死でした。

 

 

チン○ンって、久々に聞いた気がする…小学生の頃はあんなに毎日叫びながら走り回っていたというのに…

私達はいつの間にか大人になり、そして純粋な心を失っていくのだなぁ

 

 

ちなみに今回のこの一連の処理、男性技師さん2人と若い女性の技師or看護師さんの計3人に処置して頂くという、そっち系の性癖を持っている人からすると完全にご褒美のような内容だったと思われます。

残念ながら私はその辺り至ってノーマルだったようで、特に嬉しいとかはありませんでした。勘違いされたくないので念のため言っておきますね。

 

 

その後、治療自体は数分で問題なく終了し、家路につく事となりました。

なお、テープを剥がした時の状況は察してください

 

あと32回、コレが続くのか…。

2018.11.1追記:副作用について

放射線治療が始まり、本日時点で1週間が経過したので副作用について言及したいと思います。

 

放射線治療の副作用ですが、主なものとしては

  • 患部周辺の皮膚が荒れる
  • 患部周辺の毛が抜ける
  • 吐き気・嘔吐

などがあるようです。

私の場合は患部が太ももなので、一番可能性の高いものとして皮膚の荒れが起こるものと思われます。

 

結論を申し上げると、1週間が経過した現時点では副作用は特に起こっていません

おそらく、もう少し治療を続けると、皮膚が荒れてくるのでしょうね。

 

私の患部は皮膚移植しているので、健常な部位に比べると少し弱いです。

どの程度荒れるのかは分かりませんが、ここが一気にベリッとなっちゃうと仕事に行けなくなるので、注意深く観察したいと思います。

 

副作用と思われる症状が出てきた時は、ここに追記していきたいと思います。

早く終わってくれ…!

2018.12.23追記:副作用が結構キツい件

副作用来ましたよ!マジで痛いです!!

 

上にも書きましたが、放射線治療が始まってからしばらくは特に副作用らしき副作用はありませんでした。

11月の下旬ぐらいから、患部の周りの皮膚が赤くなってきたりと、若干の変化は感じていたのですが…特に痛みなどもなく過ごしていました。

 

問題が発生したのは、放射線治療の最終週ぐらいから。

真っ赤になった皮膚の一部がめくれはじめ重度の日焼けというか、火傷のような状態となり、かなり痛むようになってきました

 

私の患部は皮膚移植しているため、まだ表面が弱いので普段ガーゼで保護しているのですが、そのガーゼとの摩擦が本当に痛い!(動かなければ痛みはありません)

12月12日に治療は終了したのですが、これを書いている12月23日現在でも症状は回復しておらず、痛みも続いています。

今は歩く時も、左足を引きずるように歩いている状態です。

 

年内にはある程度痛みが治まってほしいですね…(;´Д`)

最後に

そんな訳で、今回私は新たな治療を追加する事になってしまいましたが、今のところは身体は元気そのものです。

 

再発の有無については、11~12月にかけて手術後初の検査が実施予定なので、そこで判明してくると思われます。

私が患ったガンは悪性度が高かったのですが、主治医より再発の可能性は低いとの見解を頂いておりますので、このまま完治する事を信じて、今後も頑張っていきたいと思います!

 

というか、私の汚いアレを処置してくださったスタッフ様、本当にありがとうございましたというか、なんかすいませんでした

 

皆様も健康第一で、あまり無理せずにお過ごしくださいませ\(^o^)/

インビンシブル吉岡の最新作はこちら

YouTubeチャンネル登録よろしくお願いします



-闘病

Copyright© 吉岡音楽堂 , 2024 All Rights Reserved.