こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。
今回はご存知の方も多いとは思いますが、ギタリストにとって超便利なタブ譜を作成するソフト「Power Tab Editor」をご紹介したいと思います。
自分で作った曲の保存用であったり、人に曲を渡す用としてタブ譜を作成できるので、めちゃくちゃ重宝しますよ!
フリーソフトなので無料というのがありがたいですね。
ちなみに最近のDAWソフト(要は曲を作るソフト)だと、タブ譜を作成できる機能が付いているものもあるらしいのですが…私の使用しているCubase Essential 5という化石のように古い&廉価版のソフトには、そんな便利機能は付いていないのです!
なので私が現在活動しているバンドSweet Kiss Dreamでも、ベーシストに渡す楽譜を作るためにこのソフトが大活躍しております(もちろんベースのタブ譜も作れる)。
互換性について。
このPower Tab Editorは結構昔からある古いソフトなのですが、私のPCは現在Windows10(勝手にアップグレードされた系)ですが問題なく動作しております。
スマホのアプリではないのでスマホ非対応、またMAC非対応となっています。
使用については一応、自己責任でお願いしますね。
【初心者向け】Power Tab Editorの基本的な使い方を超簡単に説明するよ!【ギター】
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ダウンロード&インストール
という訳でまずは、ソフトのダウンロードから始めましょう。
以下の方法は2018年12月現在のものなので、今後変更となる可能性があります
ダウンロードページに飛んで頂き、「Power Tab Editor v1.7 (Build 80)」という項目の下の方にある「Links (choose one)」というところから、どれか適当に1つ選び、リンク先に飛びます。
とりあえずは1番上のやつとかで良いかと思います。
画像内の赤いマルで囲んでいるところですね。
ここの1番上のリンク(http://download.cnet.com/~とかいうやつ)へ飛ぶと、以下のような画面が表示されます。
赤いマルで囲っているところ「Download Now」をクリックすれば、zipファイルがダウンロードされます。
あとはzipファイルを解凍し、インストール(setup.exeをダブルクリック)すれば完了です!
日本語化パッチについて
このソフトは海外製なので、表記は全部英語です。
そんなに難しい表記がされているわけではないので、直感で操作していたら大体は何とかなるのですが、それでも日本語に変換したいという人もいるかと思います。
どこかに日本語化パッチを作成された神のような方がいらっしゃるようなので、パッチの置き場所を記載しておきます。
ダウンロードファイルへの直リンクは避けましたので、以下のリンクより取得ください。
外部サイト
こちらのみっくGuitars様のページ内、「日本語ページ」→「toolz」→「録音&サウンド編集」の項目の1番下に、日本語化パッチのzipファイルが置いてあります。
タブ譜を作成してみた
それでは早速ですが、果たして無料のソフトでどんなレベルのものが作成できるのか、実際にタブ譜を作成してみましょう。
これは先日、私がMermaid Festa Vol.1という曲をカバーした際に弾いたギターソロです。
以下の動画の2:44~3:08あたりですね。
こうして見ると、市販のタブ譜と遜色ないレベルのものが作成できることが分かります。
フリーソフトでこれは凄い!
あと、先日X JAPANの「紅」をカバーした際にその全編のタブ譜をPower Tab Editorで作成していますので、そちらも見て頂ければ無料でここまでできるということが分かって頂けるかな、と思います。
【脱初心者の練習に最適】X JAPAN「紅」のギター奏法解説!【目指せ中級者】
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このソフトの基本的な使い方については、別の記事を書きましたのでそちらを見て頂けたらと思います。
【初心者向け】Power Tab Editorの基本的な使い方を超簡単に説明するよ!【ギター】
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ソフト上で再生可能
ちなみにPower Tab Editorのソフト上で入力したものをその場で再生することができます。
なので入力ミスがないかの確認も容易ですし、速弾きフレーズをコピーする時なども、このソフトでタブ譜を作ってから、それをテンポを変えてスロー再生するといった使い方も可能です。
MIDI音源なんで、音は本物のギターと比べるとしょぼいですけどね。
MIDIで入出力が可能
このソフトの便利な機能として、MIDIデータを入出力することができます。
つまり、DAWソフトなどで作成したフレーズをMIDIデータとして一旦保存し、それをこのソフトにインポートすることにより、わざわざ音符を1個ずつ手打ちしなくても手っ取り早くタブ譜が作成可能なのです。
実際に私がベーシストへ渡す用のベース譜を作る際には
- DAWソフトでベース音だけをMIDI出力
- 作成したMIDIデータをPower Tab Editorへインポート
- 押さえる弦の指定を修正
- PDFへ印刷
という手順で楽譜を作成しています。
どの弦の何フレットを押さえるか、の指定については機械まかせだと結構適当なんで、実際に自分の感覚で修正する必要はありますけどね(これが結構面倒臭い)。
また逆に作成したフレーズをMIDIデータとして出力することもできるため、ギターやベース以外の楽器のフレーズを作成する際に、タブ譜を使って作成する事も可能です。
まぁ、あんまり使いどころのない機能ですねこれは。
楽譜というかオタマジャクシが苦手な方には、便利かもしれませんね。
最後に
今回は、私が長年愛用しているフリーソフトについてご紹介させて頂きました。
たとえ自分の作ったフレーズや曲であっても、長年弾かないと忘れてしまうことって多いですよね。
特に、ソロギター(ギターソロではなく)なんかだと、作ったフレーズをメモ帳代わりにタブ譜として残しておくのにこのソフトは大活躍するのではないかと思います。
昔、クラシックのピアノ曲をソロギターでアレンジする、みたいなことに熱中していた時期があるんですけど、楽譜を残していなかったので今まったく覚えていないんですよね!
で、ソロギターだと主旋律・コード・ベース音などが入り乱れるので、仮に楽譜を残していたとしても五線譜しか残していなかった場合、久々に弾くとなるとポジション確認で苦労します。
そんな時にこのようなソフトでタブ譜を残せたら、便利だと思いますよ!
それではごきげんよう!
【初心者向け】Power Tab Editorの基本的な使い方を超簡単に説明するよ!【ギター】
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