ギター

【脱初心者の練習に最適】X JAPAN「紅」のギター奏法解説!【目指せ中級者】

2018年4月24日

こんにちは。
インビンシブル吉岡(@invincible_ysok)です。

今回は世界で活躍する大御所バンドX JAPANの代表曲である、「」のギター奏法を解説していきたいと思います!

 

この曲にはハードロック・ヘヴィメタルに頻出のフレーズや、運指練習に最適なメカニカルなフレーズもよく登場します。

 

「脱初心者」を目指して挑戦するには、もってこいの曲ですよ!

 

テンポの速い曲なので、多少のギター経験がないとスムーズに弾くのは難しいかもしれません。

しかし、今すぐに弾けるようにならなくても、練習を続けていればいずれは必ず弾けるようになります

まずはゆっくりのテンポから練習してみてくださいね。

 

 

ちなみに初心者や中級者といった言葉には、明確な線引きはありません。

ただ、この曲をスムーズに弾けるぐらいになると「中級者」と言っても何の問題もない技術レベルであると、個人的には思います。

 

諸々の事情により、オープニングの静かな部分は省略してバンド演奏が始まる部分からの解説となりますが、ご了承くださいませ。この曲長いんですよホント。

この曲は長い上に構成が複雑なので、記事を計3ページに分けています。

このページではイントロ~ギターソロ手前まで、

2ページ目ギターソロ

3ページ目ギターソロ後~エンディングまでを解説しています。

はじめに

今回は私が自作したタブ譜を使いながら解説していきたいと思います。

まず前提として、私がこの曲をカバーした以下の動画での演奏をベースとしています。

 

 

原曲の楽譜をそのままアップすると、おそらく大人の事情でいろいろヤバイような気がしますので…。

 

このカバーでは原曲をなるべく壊さないように、かつ1人で弾きやすいように若干フレーズに手を加えています

 

ご存知のとおり、この曲はhide氏とPATA氏によるツインギターで演奏される曲です。

ですので、本来は複数本のギターがないとどうしようもない部分が多いのですが、フレーズを1本にまとめられる部分はまとめて弾いています

 

ですので完コピを目指すのであれば話は別ですが、コピバンレベルでこの曲を練習するのであればこの動画のコピーで十分だと思います。多分。

 

私自身が弾いて自分で楽譜にしてるので、採譜ミスも無いですしね!

 

 

上の動画はボーカルが初音ミクなので、ボーカロイドが好きじゃない人にとっては聴きづらい部分もあるかもしれません。

が、オケはなるべくカッコよく作ったつもりなので、今回の記事の譜面通りに弾けるようになったら少なくともこの動画のギター程度には弾けるということなので、頑張って頂ければと思います!

 

あと、最後のページギターカラオケ音源も置いてますので、よかったら練習で活用してくださいね!

 

 

前フリが長くなりましたが、早速はじめましょう!

Point

この曲のギターのチューニングですが、半音下げチューニングになります。

イントロ①(0:14~0:25あたり)

まず最初は、イントロのメロディから。

ここは速くもなければ難しいことをしている訳でもないので、特に問題ないかと思います。

 

譜面では2弦と3弦を使っていますが、自分の弾きやすいポジションで弾いてしまっても大丈夫です。

 

ちなみに私はオケの録音時、3弦だけを使って弾いていました。

 

イントロ②(0:14~0:33)

続いては、先程と同じくイントロのリフ側です。

(P.M.と記載のある部分はブリッジミュートです)

 

テンポが速い上に、普通に弾く部分とブリッジミュートして弾く部分が混在しているので、この手のフレーズに慣れていないと最初はかなり難しいかもしれません。

原始的な方法ですが、はじめはゆっくりのテンポから練習し、徐々にテンポを上げていくのが一番だと思います。

 

このパートは「イントロ①」のメロディーと被っているので、1人で弾く場合はまずイントロ①を弾き、7~8小節目あたりでこちらのイントロ②に移行するのが1番スムーズだと思います。

 

 

1~8小節目に見られる、3弦~4弦辺りで同時に2音を弾いている部分ですが、これは原曲だと本来2人のギタリストがそれぞれ1音ずつ分担して弾いているフレーズです。

2人で分担するならばフレーズを分けてもいいのですが、1人で弾く場合はどちらか片方だけを弾いてしまうと少しショボくなるので、このようにフレーズをミックスして両方同時に弾いてしまった方が良いと思います。

 

このフレーズのように、3度の音程差でハモリフレーズを1人で弾くというパターンはロックギターだと頻出フレーズです。

この際に慣れてしまった方が後々役に立つと思いますよ!

 

 

続いての9~12小節目は、この曲の顔となるリフの1つです。

ブリッジミュートをする部分・しない部分、裏拍から入る8分音符など、意識すべきことが多い上にテンポも速いので、ちょっと大変なリフですね。

 

リフ単体で見るならば、おそらくこのリフがこの曲で1番難しいリフだと私は思います。

逆に言うと、このリフが弾けるならばこの曲のギターソロ以外は貰ったようなものなので、頑張ってくださいね!

 

各小節アタマの3~4弦で弾く8分音符が裏拍で入っているので、ゆっくりのテンポから練習して少しずつ慣れていってください。

右手は空ピッキングを利用し、常に16分のオルタネイトでテンポキープするようにしましょう。

 

また9~11小節目の末尾の部分、4弦開放→4弦2Fへのハンマリング・オンの部分ですが、4弦開放の部分を若干ピッキング・ハーモニクス気味に弾いています

Aメロ(0:34~0:45)

続いてはAメロ部分です。

 

ここはよくあるパターンの16分音符のブリッジミュートによる刻みなので、イントロを弾けたならばここは問題なく弾けるかと思います。

リズムのヨレに気を付けつつ、1音1音をしっかりとピッキングしてくださいね。

 

8小節目プリング・オフの部分はピッキング・ハーモニクス気味に弾いた方がカッコイイと思いますので、狙ってみてください。

ここは全部ダウンピッキングになるので、ピッキングハーモニクスも比較的出しやすいかと思います。

Bメロ(0:46~1:03)

続いてはBメロ部分です。

ここもAメロと同じくよくあるタイプの16分音符刻みなので、Aメロと同じようにまずはスローテンポから練習していくのが良いかと思います。

 

ここの注意点としては、3小節目が割とストレッチになっているので、手が小さい方などは少し押さえるのがキツイかもしれません。

どうしても押さえられない場合は、5弦7Fの代わりに4弦2Fを押さえればOKです。

ただこっちで弾くと、逆にピッキングがもっと難しくなってしまいますけど…。

 

ちなみにこの3小節目は3度上でハモっているので、ハモリ側を弾く場合は4弦2F→5F→2F→5F→4F→7F→4F→7Fの順に弾けばOKです。

Aメロ~Bメロ②回目(1:04~1:33)

「イントロ②」の9小節目に戻り、「Bメロ」の7小節目までを繰り返します。

内容としては1回目と全く同じになります。

 

ここが終われば次はとうとうギターソロに入っていきます!

 

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